おまいら、年末年始になに読むよ？

あと一週間で2022年も終わろうとしています。早い。そら体毛ツルツルだった俺がしっかりしたオジサンになるわけだ。

さて、ほとんどの司法書士事務所が12月28日に仕事納めをし、29日～1月3日までお休みになることと思います。もっと休みが長いホワイト事務所の皆さん、あんたら勝ち組だよ。俺は4日から遮二無二働くよ。勤労に感謝だよ。


で、「長期休暇」とくれば、我々勤勉な司法書士にとっては圧倒的インプットの時間。積ん読地獄に陥っている同業者は負債を返す良い機会ですし、ふだんついついビール飲んで寝てばかりいる怠惰なブタ野郎同業者もネジを撒き直す絶好のチャンスです。

かくいう私も、ここ数か月というもの、目の前の仕事に忙殺されなかなか腰を据えて本を読む時間がありませんでした。これはいかん、ということで年末年始に読む本をピックアップして気合いを入れ直そうと思います。

実際に読めるかは分かりません。というかたぶん無理でしょう。自分のことだからわかる。俺はこういう時にできない側の人間や。
それでも旗を掲げようと。目線を上げようと。
それだけはブタ野郎たる当職にもできます。

ということで年末年始に読もうと思ってる本をご紹介します！業務範囲の関係で会社・商業関係に寄ってますがご容赦ください。

皆さんの課題図書もぜひ教えてください。即ポチります。

商業登記ハンドブック（商事法務、松井信憲）

株式会社商事法務 (shojihomu.co.jp)
説明不要のバイブル。
まあこれは読むでしょう。というかこれ読まずに何を読むんだというね。
「せっかくの年末年始なので他のものを読みたい！」って思ったそこのあなた、だからこそハンドブックだよ。商業登記の走り込みをしようや。
優先度★★

論点解説　商業登記コンメンタール（きんざい、神崎満治郎ほか）

きんざいストア (kinzai.jp)
当職が隠れたる名著と謳うコンメンタール。かなり実務寄りだけどハンドブックと一緒に読み込みたいところ。改正をまたいでいるのでそこは注意が必要ですね。分厚くて心が折れそうだけど、アタイ負けない。最優先で読む予定。
優先度★★★

親子兄弟会社の組織再編の実務（中央経済社、金子登志雄）

親子兄弟会社の組織再編の実務〈第３版〉 | 中央経済社ビジネス専門書オンライン (biz-book.jp)
改正を落とし込んだ第三版。我々フツーの司法書士が関与する組織再編の半分くらいを占めるであろう親子兄弟会社間のそれに関する専門書。随所に炸裂する金子節を噛みしめながらの年越しもオツなものです。
優先度★

コンメンタール会社法施行規則・電子公告規則
コンメンタール会社計算規則・商法施行規則
（ともに　商事法務、弥永 真生）

株式会社商事法務 (shojihomu.co.jp)
株式会社商事法務 (shojihomu.co.jp)
私は、施行規則・計算規則のプロは他でもない我々司法書士だと考えているし、事実そうあるべきでしょう。正直分厚すぎて精読は現実的ではないものの、本当はしっかり読み込みたいこれら。出てきた条文を引いて深掘りするだけでもタメになること間違いなし。事務所から持ち帰れるか、そしてまた持っていけるかどうかがポイントになりそう。たぶん無理。
優先度★

株式実務担当者のための会計・金商法・税法の基礎知識（商事法務、中村慎二）

株式会社商事法務 (shojihomu.co.jp)
司法書士だからといって登記の知識だけがあればいい時代はとっくに終わっていて、すくなくてもディスカッションできる程度の周辺知識を持っているかどうか…が良い司法書士のメルクマールのひとつになっている気がする。でも横断的な知識を付けるのは難しいし取捨選択が大変だ、ってことで本書。私はさらっと一回だけ読んだだけなのでこの休みの間に必ず１回は読みます。ビール我慢します。
優先度★★★

取締役・取締役会の法律実務Q＆A〔第２版〕（商事法務、島田 邦雄）

株式会社商事法務 (shojihomu.co.jp)
登記にはあんまり関係ないけどよく聞かれる、それが取締役会周りの実務。司法書士業界ではあまり聞かれない本だけども、弁護士・企業法務界隈では前版は名著だとされていた模様。「これよく分かりませんわぁ」ってケースについて詳細な検討を加え回答を出していて、もちろん我々の業務と関連なさそうなQAもあるけども、かなり面白い。今のところつまみ読みしかしていないけど一回通して読みたいです。
優先度★

6日間しかないので少なめにし、割とオーソドックスな書籍をピックアップしました。
上記に付随して六法、実体法基本書及び類似書籍は当然参照することになるでしょうし、まあこんなものですかね。

今年も大変お世話になりました。
来年は、10時−16時/週末公園ワーク/売上5,000万を目標に頑張ります。

少し早いですが、みなさま、良いお年を。