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2021/08/29 即興詩「一人の食卓」

窓の分だけ
光がくり抜かれ
私の頭を照らしている

食卓に写った影が
今 ここにいる人数を
何の感情もなく示している

外から聞こえる夏の虫の声
仕切りに走る車の音
冷蔵庫のジー、という音と
時々耳につく私の呼吸

呼吸を意識すると
なんとなく深呼吸をしたくなって
深呼吸をすると
なんだか少し 恥ずかしくなった

たった一日
誰かがいないということを噛み締めて
もしこれが
このまま一生続くと思うと
寂しいような
それはそれで嬉しいような
悲しいような
少しだけ
情緒不安定な思考が巡りだす

ベッドにいるよりも
ずっと強く感じる
孤独感

いつもより少しだけ
君の帰りを焦っている

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なんとなくボーッと食卓で過ごす時間、地味に好きなのです。
やるべきこと、たくさんあるんですがねぇ...。
そんな8月最後の日曜日。

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