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積読を減らすために必要なこと。

簡単なことだ。買うのをやめて、読む本の計画を立てるのだ。
ではなぜそれが出来ないのかをあなたは考えたことはあるだろうか。

積読が減らないのは、減らすつもりがないからである。
いや、減らそうと少しは考える。すくなくともフリはする。
でも欲しい本は次々出てくる。
本を一冊読めば、それに関連した本が読みたくなる。
そしてそれが繰り返される。
さらに、誰かが読んでいる本が気になる。
そして、その本を読むと、それに関連した本が読みたくなる。
解約したくてもいつまでもそこまで辿り着けない悪質なシステムと同じなのだ。
本を買うことをシステムが許さないのと同時に自分自身も許していないのだ。
そりゃ減らないわけだ。

では、本気で減らそうとする場合にはどうすれば良いか。
いくつか案を出してみる。

本屋に行かない。
反動でネットで買いまくってしまいそうだ。
無理なダイエットはリバウンドするって聞いたことがある、おそらく本にも当てはまるだろう。

本屋で働く。
仕事にすることで本にたいする嫌悪感を育む。
そして本が嫌いになれば買わない。
いや、減らしたいからと言って嫌いになる必要はない。
本屋さんで働いているけど本は読まないという人はいるのだろうか。
まあいるだろう。だからどうした。

本屋には行くけど、買わない。
一番無理だよな。

あれ、無理じゃん。
そう、無理なのである。

仮説を提示し、必要なことを考え尽くした。
だが、反対に、無理であることを裏付ける不本意な結果に終わってしまった。
僕一人ではどうやら限界のようだ。積読の研究はそこまで進んでいないかもしれないが、ひとまず先行研究をあたってみるとしよう。あるの?

読書のペースをあっというまに置き去りにして、本を買ってしまう。
本とは、結局そういうものなのだと思おう。
それを含めて愛しようではないか。




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