僕とドラゴンクエスト#1
先日ドラゴンクエストⅢのリメイク版の発売日が発表された。楽しみで仕方がない。(発売は2024年の11月だ!)
僕にとってドラゴンクエストとは、人生になくてはならないもの、だったような気がしているのだが、そう思っているだけで、実はそんなこともないのかもしれない。なので自分の人生において、ドラゴンクエストがどう関わっていたかを思い出してみようと思う。
はじめてのドラゴンクエスト
はじめてドラゴンクエスト(以下ドラクエ)を遊んだのは、家にあったスーパーファミコンの「ドラクエⅤ」だった。確か、幼稚園か小学校に上がったくらいだった気がする。ポケモンは学校で大流行りだったしポケモンも楽しかったのだが、家にあったドラクエが気になっていた。
試しに遊んでみる。いきなりデータが消えて怖い音楽が流れる、恐ろしいゲームだと思った。
そして、幼稚園児くらいではなかなかクリアすることが難しい。僕の記憶では、なんとかレヌール城を攻略にするところくらいで終わってしまった。
というよりいきなりお化けのダンジョンって辛いよ。なんか怖かったなという印象が強い。ガイコツが動いていたり、いきなり暗くなったりと、怖いし難しいしもうやめとこうと思った。
なので後の大河ドラマの如き壮絶な人生をこの時に知ることはなかった。
主人公の父親がパパスと呼ばれていたので、それは父親だからパパスなんだと思っていた。(その世界での父親の呼び方だと勝手に認識していた。)だからどこかにいるママスを探しに行くんだろうな、と思っていた。だがパパスはパパスという名前だった。紛らわしい。
ゲームボーイで初めてのドラクエ
はじめてしっかりとクリアまで遊んだのは、ゲームボーイカラーで発売された「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド」だ。
テリーが何者かはこの時は知らない。
でも可愛らしい雰囲気で、小学生でもしっかりクリアできるのが良かった。
(ところどころドラクエシリーズのオマージュが出てくるので知っていればより楽しめたのかもしれないが)
誰が一番最初にダークドレアムを作れるかというのを競っていた気がする。
ただ、僕は家であまりゲームをやらせてもらえなかったのでかなり時間がかかった。土日に友達の家に入り浸ってゲームをすることでなんとかクリアまでこぎつけた。
よく考えたら、歴代の魔王たちを次々に交尾させるというとてつもなく恐ろしいことを無邪気にやっているのだが、もちろんそんなことは知らない。モンスターたちは従順な「しもべ」でしかなかった。
ダークドレアムを作り上げた時はものすごい達成感があったのだが、一番好きなキャラはにじくじゃくだった。
最後は確かもんじじとバトルするのだが強かったのを覚えている。あと音楽がかっこいいなと思った記憶がある。
次に遊んだのは同じくモンスターズで、ルカ版とイル版というポケモン的戦略で生み出されたソフトだった。ぼくはルカが主人公のソフトを買った。
どんなストーリーだったかなと思い出そうとしているのだが、こっちの記憶があまりない。
最初に遊んだものの方が過去なのにそちらの方が鮮明に覚えているってなんだか人間って不思議だなと思う。
僕は、たまに少年時代の夢を見ることがあるが、その時は必ず今の実家ではなく、昔住んでいた社宅の風景なのである。
そのあとは、テレビゲームをあまりしなくなった記憶がある。
遊戯王が流行っていてカードゲームに移行していった。
そして中高にあがるとしだいにゲームから距離を取るようになっていった。中1.2年の時は友達の家でゲームをしていた気がするが、だいたいスマブラだった気がする。その後はほとんどゲームをすることが無くなった。
ドラクエで遊びたい。7、8、9、とどんどん発売されているのに遊べない遊びたい!という気持ちがどんどんと膨れ上がっていった。
さてそんな気持ちを抱えたまま大学生となり一人暮らしを始めた。さあどうなるか。
とここまで書いていて、重大なことを忘れていた。ドラクエⅢのゲームボーイカラー版の存在である。ナンバリング作品で初めてクリアしたのはこれが最初だ。でも買った記憶がないから、誰かに借りて遊んだんだと思う。でもあんまり覚えていないんだよなあ(ドラクエⅢをしっかり遊んだのはつい最近、ドラクエⅺをクリアした後に購入したダウンロード版だ。そこでドラクエⅠⅡⅢをやった。3ds かな)
でも、はじめてストーリーを進めていく楽しさや、勇者として魔王を討伐するというドラクエのテーマを感じたのはこれが最初だ。
転職する、というシステムも面白かった。ドラクエの世界では転職のハードルは低い。気軽に職業を変えることができる。ドラクエⅢ(ファミコン版)が発売されたのは、1988年だから、ちょうど昭和の終わり頃だ。現実世界では、おそらく今ほど転職というものについて前向きに捉えられるもの、気軽にできるものではなかっただろう。ある意味社会に対するアンチテーゼと捉えることもできそうだ。おそらく転職したかった人はたくさんいたはずだし、心が疲れてしまった人たちもたくさんいたはずだ。今は、昔に比べるとその辺の理解が深まってきたというだけで、その当時も苦しんでいた人はたくさんいたのだろうな。
ということで今回はここまで。
次回、「大学入試が終わったその日にDSとドラクエⅨを買い、150時間遊んで大学生に突入したらどうなったか」です。お楽しみに。
続きをかきました。こちらから読むことができます。
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