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噛み砕いても難しい、金融&ファイナンス

この本は、表紙に書いてあるとおり元興銀マンの著者が、かなり丁寧になるべくわかりやすく簡潔に金融とファイナンス周辺の知識について解説してくれています。

ですが、この本は金融とファイナンスをしっかりと勉強しよう!
知識をしっかりと身につけよう!

という人向けです。

軽々しく金融とファイナンスってどんな感じ?
と手にとっても到底理解し得ないでしょう。

むしろ逆効果。

「やっぱり難しい。」
という感想だけが残って終わりになると思います。

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はじめに書かれている

本書は金融について全くの初心者でもやさしく理解できるように書きました。

この言葉につられて、気持ち半分で開いたら、地獄を見ます。

なので、この本を読もうと決めるならば、自分の将来のために金融とファイナンスを学ぶんだ!

という強い意志がないといけません。そうじゃないと心が折れます。

ただ、この本を何度も読み理解し、
実生活、特に自分の資産運用等に活かすなら、非常に有益です。

あと、ガッツリ起業するならこの辺の知識は付けとくべきです。
ガッツリというのは、株式会社を設立してやっていくつもりならという感じですかね…

とにかく学ぶ気があれば、金融とファイナンスについて基本的なことはすべて網羅されています。

金融とファイナンスを学びたい方は、以下のことを知識としてざっくり理解してから読んでみてください。

フィンテックという言葉

この本の素晴らしい点は、未来をしっかり見据えた上で書かれていることです。

なので第1章で、金融の知識が全くない人にフィンテックについて解説していきます。
全く知識がない場合、ここでつまずく人が半数以上いると感じたので、まずはフィンテックという言葉とその言葉に関連するテクノロジー等をざっと予習してからこの本を開きましょう!

ちなみに、この本でもフィンテックという言葉の意味から解説してくれていますので、ここで簡単に解説します。

フィンテック=ファイナンス+テクノロジー
Fintech=Finance+Technology

はい。

「ファイナンス」がそもそも何って人も多いと思います。
かくいう僕もちょっと前までその状態でした。

ファイナンスとは
経済活動を行うための資金に関する知識のことです。

これは勝手に僕が定義しました。

言葉の定義って本当に難しいですよね。言葉は、人が作り上げたものなので、それぞれ受け取り方が違ったり、使っている場所や文脈で変わってきますから…

ちなみにgoo辞書にはこう書かれています

ファイナンス【finance】 の解説
1 財源。資金。
2 財政。財政学。
3 金融。融資。資金調達。

シンプルでいいですね。

個人でも起業でも団体でも、それぞれの資金や財政に関わることをファイナンスと言います。

あ〜、なんか自分で書いててここで読みたくなくなりそう…w

ファイナンスとか財政とか拒否反応起こす人多いんじゃないかなぁと勝手に思ってます。だってよくわからないから。

とにかくファイナンスとは
お金とどう付き合っていくと良いか理解するための知識です。
(最初からそう言えって話ですね)

で、近年そのファイナンス、お金を扱うのにテクノロジーが飛躍的に活躍し始めています。

テクノロジーを使ったお金のやりとりなどをフィンテックと言います。

例えば、電子マネーやスマホ決済、あとはネット銀行などがそれらに該当します。

少し前までは、基本的に現金でしか支払いができなかったんですよ。
そう思うとお金とテクノロジーの進歩がものすごく速いスピードで進んでいることがわかると思います。

そのフィンテックという言葉とその可能性について、まず第1章で解説してくれています。

財務諸表を理解する

財務諸表という言葉でこれまた受け付けない読者が多く現れそうですが、財務諸表自体は正直難しいことは何一つありません。

難しくしているのは、財務諸表の中身を細かく分けている区分です。

第2章で財務諸表と分析指標について解説してくれているのですが、なかなかハードルが高く感じるでしょう。

とりあえずこの本を読む前に財務諸表がどういうものかという知識だけは入れておいてください。

もしくは、この本で財務諸表について学んでもいいですが、そこをしっかりと理解するまでは、先に進まないようにしましょう。

財務諸表だけでも辛いのに、そのあとこれでも勝手ほど企業の分析指標というものが紹介されています。

本質を言えば、財務諸表さえしっかりと理解していれば全ての分析指標はそれの付属品みたいなものなのですが、めっちゃ多いので絶対萎えます。

ちなみに僕も分析指標はまだしっかりとすべてを理解していません。

第3章、第4章は飛ばす

第3章「企業価値評価(バリュエーション)
第4章「金融工学」

この2つの章の解説は、株を真面目に始める人。投資を真面目に始める人。経営者として事業を真剣に取り組む人が読む章です。

金融や投資に関する知識が全くの初心者で、株も何もまだしていない人がいきなりここを読むと

「あ、投資の世界は無理だ…」

という壁ができるので、読まないでください。

ただ一つだけ断言すると、金融や投資の知識をしっかりと身につけた方が確実に人生は豊かになります。
(僕はまだその恩恵をしっかり受けているとは言えないひよっこですが)

M&Aってオシャレなの?

最初にM&Aと聞いて、またプチプラのオシャレなアパレルブランドができたのかな…

って思った人いませんか?

僕は2年くらい前までそのレベルでした。

M&Aとは、企業の合併や買収のことです。

教養としてM&Aについては知っておいた方がいいと思うので、この章は読んでおくことをお勧めします。

ちなみにビジネスを立ち上げている経営者は絶対にM&Aについての知識はないとダメだと思います。

この本を読むときは最後の章から読もう

第6章が最後の章なのですが、金融に関する用語が一覧になっています。

この中でわからない言葉がないくらい金融について学んでいれば、この本から得られる教養は非常に有用だと思います。

なので、この本を読むときは第6章を読んで、自分がこの本を読むくらい金融について知識を付けられているか読んで試してみてください。

どんな本もそうだが、じっくり10回読めばOK

この本に限ったことではないが、

これぞ!と思った本があったらじっくりと10回読めば、理解することはできるはずです。
自分の知識として定着することができると思います。

この本に限って言うと、じっくり手を動かしながら10回ですね。
結構至るところに計算や例題が出てくるので、それをいろんなパターンに当てはめながらじっくりと勉強しながら読むことで金融とファイナンスに関してはかなり力がつくと思います。

偉そうにこんな文章を書いている僕ですが、つい最近までは金融弱者でした。いや、正確にはまだ金融弱者から抜け出していないかもしれないです。

ですが、抜け出す道は見つけたつもりです。あとは実行していき豊かさを手に入れていければと思っています。

現代では、お金と人生、お金と生活は切っても切れない関係になっています。さらに、日本政府が国民に「このままじゃ老後の皆さんの生活を保障することは困難です。」と言うSOSを出しました。

今こそ、お金と真剣に向き合うタイミングだと思います。

もちろん人生お金が全てではないし、極論お金がなくても生きてはいけます。

ただ自分の理想の人生にお金がどのくらい必要なのかしっかりと見定めて生きていくためには、やっぱり真剣に向き合うべきだと感じます。

少しずつでもお金の勉強をして豊かな人生を手に入れましょう!

それでは
See you very soon!!!!!!!

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どうも訪問ありがとうございます。 幸せに生きるためのヒントを少しでも受け取っていただければ幸いです。 どんな形であれ、これも一つの出会いだと思いますので、是非末長くよろしくお願いします。