デザインレビューのすすめ - どうすればより良いレビューができるのか
最近デザインレビューをする機会が増え、レビューについて考えたことをまとめました。
デザインレビューの目的
レビュイーのデザインをより良くするため(それを通してユーザーにより良い価値を提供するため)
- 品質担保(アウトプットとして一定の基準を満たすようにする)
- 品質向上(より良いアウトプットを目指す)
- レビュワー、レビュイーの成長
心掛けたいこと
レビューをレビューだと思わない(見て思ったことをただ言うのはレビューじゃない)
- やること、考え方は自分がそれをデザインする時と同じ(自分だったらどう思考し、何をアウトプットするか)
- それがあって初めてレビュイーのデザインと比較し、そのデザインの良い点/足りない点、また自分のそれを知ることができる
レビューは短時間で解像度の高い知見/思考が必要になる(つまりめっちゃ難しい)
「それに気付けるか」は経験や知識が必要になるが、可能な限り仕組みで補う
- [1] 事前にインプットをして理解を深めておく
- [2] 枠組みを作っておき、照らし合わせながらレビューする(下記の方法)
レビュー方法
レビュー内容の階層を理解し、抽象度の高い内容から確認する(議論の往復を防ぐ)
[1] コンセプトレビュー(Why)
- 目的/課題仮説(やりたいことは何か、なぜそれをするのか)
- 根拠(それは本当にユーザーが望んでいることか)
[2] 概要レビュー(What)
方向性
- それは最適な解決策か(ほかにより良い方法はあるか)
コンテンツ
- 内容(何を、誰に向けて、いつ)
- ゴール(指標、分析する数値)
- その後の展開(タイムライン、関連施策の有無)
[3] UIレビュー(How)
- 全体フロー(影響範囲)
- 設計/仕様
- スタイル、ライティング、etc..
その他
- どう進めるか(リソース、スケジュール、コミュニケーション課題 等)
みんなでより良いプロダクトをつくりたい今日この頃です(定期)
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