バイト先で出会った人達

　僕は、学生時代に大阪の泉佐野市に住んでいました。この街は、関西空港の近くにある街で、空港の一つ手前の駅には、りんくうタウンという場所があり、アウトレット施設もあります。買い物もしやすく、景色も綺麗、すごく住みやすい街でした。

友人に誘われたバイト

　大学3年生の5月、友人に誘われて本屋さんのバイトに応募しました。僕はそんなに乗り気じゃなかったのに、僕が採用され、その友達が落とされました。
　僕は、この友人が居ないなら、すぐ辞めて次探そうかな。くらいの軽い気持ちでいました。
ただ、このバイトに受かったことが、この後僕自身に大きな影響を与えました。

　
先輩Yさんとの出会い

　そのバイトに行きはじめたのは6月、バイト初日に、同じレジに居た人は、Yさんという、とても若そうな男の人でした。僕と同じ歳くらいに見えましたが、実際は僕の12歳上の人でした。笑
「よろしく！」元気よく声をかけてくれて、その周りの人たちもみんな優しい。すごく恵まれた環境でした。

　ある日、Yさんに、「何人か誘ってボウリングに行かへん？」とお誘いを受けました。その時のメンバーは4人、予定通りボウリングをしに遊びに行き、初めて遊んだとは思え無いほど楽しかったのを覚えています。

　そこからそのYさんととても仲良くなり、バイト終わりに一緒に散歩したり、ゲームセンターでコインゲームをしたりと、まさかこんな気が合う先輩と会えるとは思っていませんでした。
　僕は学生だったので、お金にも余裕がなく、困っていると、その先輩がバイト先のロッカーに弁当を入れておいてくれたり、お菓子を入れておいてくれたりと、本当に優しい人で、憧れの存在にもなっていました。

※この記事に載せている写真の人がYさんで、よく一緒に散歩してた公園で、撮った写真です。

後輩T君との出会い

　そんなある日、新人のT君が入ってきました。
Yさんは僕に、「Tくんも気が合いそうだし、3人で遊べたら最高やな！」と言い、僕はすぐさまT君に声をかけました。
　すると、まさかのYさんの考えが的中。ものすごく気が合うT君で、野球が好き、ミスチルが好き、好きなYouTubeチャンネルが同じなど、共通点だらけのT君で、すぐに仲良くなりました。
そこから3人でキャッチボールもしたり、たこ焼きパーティーをしたりと、本当に幸せな楽しい時間を過ごしました。

　そして、あっと言う間に月日は流れ、僕は学校を卒業し、地元の四国に戻る事になりました。
卒業式の次の日、バイトのメンバー、(ボウリングに行ったメンバーとT君)5人が、集まってくれて、飲み会を開いてくれて、楽しい時間を過ごすことができました。

　そして、大学を卒業し、四国に戻る事になりました。

その後…

　そしてそれから、数年が経ちましたが、そのバイトの人達とは、未だに仲が良く、時々オンライン飲み会を開いて近況を報告しあったり、その先輩Yさん、後輩のT君とは、オンラインゲームをしたり、誕生日になるとプレゼントを送りあったりと、良い関係が築けています。

　実は昨年のクリスマス、その先輩Yさんから大きな箱が僕のアパートに届き、中を開けてみると、大量のお菓子、食品、大阪の特産物と共に、ゲーム機の本体が入っていました。

　僕は驚き、先輩にすぐ電話をすると、「もりしーとオンラインで通信したかったから、俺のおさがりやけど、このゲーム機なら通信できるから、あげる！」という返事が返ってきて、流石にその時は、涙したのを覚えています。笑笑

　そして昨年の年末も、YさんとT君と焼肉に行ったり、バイトのメンバー6人も集まって、ご飯を食べたりと、僕が大阪に遊びに行くということで、集まってくれる人が居て、「こんなにも嬉しい事はないな」と、いつも思います。
　こんな楽しい、優しい人達に恵まれたからこそ、この街の事も大好きになる事ができたんだと思います。

　まさかこのタイミングで驚きましたが、今日アパートに帰ると、その先輩Yさんからの不在票が届いており、電話で確認してみると、「明日届くから、楽しみにしといて！！」とのこと。

本当に恵まれた人生だって、改めて実感しています。笑笑

ちなみに、そのYさんに付けられたあだ名が、
プロフィールにもある、「もりし〜」です。笑

　僕は、ただ友達に誘われたバイトに、たまたま受かり、そして本当に幸せな恵まれた時間を過ごすことが出来たわけです。

　ありふれた出来事から、素晴らしい出会いや、幸せに出会えると思う事がある。ということを、身をもって知りました。
　少しの行動がこんなにも自分にとって大きな出来事に変わるという事も知ることが出来ました。

　これからも、これまでに出会った人、これから出会うであろう人にも、感謝の気持ちを絶やさず、生きていきたいと思います。