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親子の共依存とは。あなたもいつのまにか、この状態になっていませんか?

こんにちは、相談室そらの森川です。

突然ですが、『親子の共依存』という言葉を聞いたことはあるでしょうか?


『親子の共依存』とは、

親と子どもが互いに強く依存しあっていて、離れられない状態になっていることを言います。


親子なので、多かれ少なかれ依存はあるものですが、共依存の場合は、

子どもが自立できなかったり、

離れたい気持ちはあるのに離れられなかったりという問題が起きてしまいます。


実際、ご相談の場でも

「親元から離れることへの不安」と「親から離れたいのに心配で踏み出せない」

このふたつの気持ちによる板挟み状態で、どうしたらいいのかわからない・・!

というお話を聞くことは良くあります。

この親子の共依存は自分で気付かないことが多いです。

そのため、いつのまにかこの状態になっていて、

何年も何十年も歳を重ねていることも少なくありません。


また、共依存に陥っている場合は、

親と子どもの心や考え方がくっついているような状態になっていることが多いです。


もう子どもが自分で考えることができる年になっているのに、

親が子どもの問題に口を出してきて、親の思い通りにしようとしたり、

子ども側も、親の問題なのに自分事のように感じてしまい、

心が大きく振り回され続けてしまったりします。


いつからか親と子どもの境界があいまいになっていて、

親子の適切な距離を維持することが難しくなっているのです。

これでは、子どもは自己肯定感を育むことができません。

自分の人生なのに、自分で選択をすることができなくて、

まるで親の人生を一緒に歩むような状態のまま、年月を重ねてしまうことになります。


『親子の共依存』はこのような状態が無自覚的に起きていて、

本当は子ども自身、つらい思いや窮屈な思いを心の中に抱えながら生きていることが良くあります。


その背景には、子どもの切ない気持ちがたくさん隠れていることもあります。


『親子の共依存』のお話は深いので少しボリュームがありますが、

自分で自然に気付くことが難しい場合が多いため、

何かに気付くきっかけになればとコラムにしました。

ぜひあなたの人生の参考にしてくださいね。

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