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BOOK REVIEW vol.007 私もまだみつけていない私をみつけた

今回のブックレビューは、AZさん私もまだみつけていない私をみつけたです!


AZさんのエッセイを手に取った時、
その表紙のデザインを見て、
「あぁ、AZさんのSNSで見たまんまだ」
と、胸の奥がじんとした。

そのあと、そっとページを開いて、
『はじめに』を読み進めた時、
「あぁ、AZさんの声だ」
と、鼻の奥がつんとした。

“ AZさんの声 ”
それはどうゆうことかと言うと、
1ページ目の出だしの言葉が
AZさんの声で聞こえてきたのです。

脳内に響いたAZさんの声は、
これまでYouTubeで聞いてきたAZさんの声色を、
私が勝手に脳内再生しただけなんだけど…
まるでオーディブルのように
AZさんの声はとてもクリアで、
その声は最後のページまで続いた。
それくらい、
AZさんご自身の言葉が詰まった一冊でした。

どのページの、
どの言葉を切り取っても、
一言一句すべてがAZさん。
どれもきっと嘘のないAZさん。

直接お会いしたことはないし、
私が知るAZさんなんて、
きっとほんのほんのほんの…(エンドレス)
一部なんだけれど、

今までのYouTubeライブで拝見していた、
AZさんの声や言葉、笑顔、そして涙が、
エッセイの文字と重なり、
本の中に、AZさんそのものが溢れていました。

AZさんと出会って、
もうすぐ4年になるのかな。

もうずっと昔から
「〜であるべき」「〜しなければ」
という思考がまとわりつき、
人の目を気にして、
つい取り繕ってしまう私は、

カッコつけずに、
失敗して落ち込んでいる姿も
成功して喜んでいる姿も、
壁にぶち当たって悩んでいる姿も、
ありのままを堂々と見せてくれる、
人間味溢れるAZさんから
いつもこっそりと勇気を受け取っている。

今回のエッセイでもそれは変わらなくて、
一緒に泣いたり、笑ったり、
ほっとしたり、驚いたりしながら、
AZさんに共感し、
挫けそうになりながらも前に進む姿に、
また勇気を受け取っていた。

感動したことの一つは、
表現の場がYouTubeでもSNSでも、
縦書きの書籍であっても、
その中心には、
いつも飾らないAZさんがいるということ。

どんな場所であっても
きっと多くの人が
公に出すことを躊躇してしまいそうな
プライベートな内容まで、
ありのままを見せてくれるAZさんは
潔くて、とても人間らしい。

カッコつけずに
弱みまでさらけ出してくれるその姿が、
人の目ばかりを気にしてしまう
私とは真逆だからこそ、こんなに憧れるのかな。

そしてこのエッセイでは、
さまざまな感情がとても繊細に表現されていて、
なかなか言語化できない複雑な感情を、
AZさんに表現してもらえて、
心が救われたような気がしたし、

AZさんの飾らない言葉によって、
私の心の奥に隠れていたものが浮き彫りになり、
私の中にもたくさんの気づきがあった。

そんな感覚を味わいながら読むエッセイに、
とても心が揺さぶられました。


そんな中、どうしても気になってしまい、
先に読んでしまったページがあった。

それは218ページにある、
『愛と感謝を込めて(スペシャルサンクス)』。

ちょうどエッセイの後半あたりを読んでいた時、
本を持つ左手の力がふいに緩み、
偶然開いてしまったのが、この218ページ。

元のページに戻るつもりが、
ちらりと見えてしまったその内容に、
どうしても目が離せなくなり、先に読んでしまった。
読む順番が違うことに、
ほんの少しの罪悪感を抱きながら。

スペシャルサンクスのページは、
読みながら涙が止まらなかった。
今も書きながら
胸が熱くなるほどに、
AZさんの大きな愛を感じます。

人生の中で訪れる、苦しみや悲しみも、
迷いや揺らぎ、苦渋の決断も、すべてが私の一部。
それらを“なかったことにしない”大切さを、
私はAZさんから学んだと思っています。

このエッセイはAZさんご自身の
“今の全部”が詰まった一冊。
そして、“これからのAZさん”にも
ますます目が離せなくなる一冊だと思う。


最後になりましたが、AZさん、
「私もまだみつけていない私をみつけた」の
ご出版、誠におめでとうございます!

エッセイを通して、
ありのままのAZさんの姿に、また励まされました。
書いてくださって、本当にありがとうございます。
愛が込められた一冊に出会えて、幸せです。

✳︎
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