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感じたことは、いつも心の真ん中に。

「感じたことを書こう!」

数ヶ月前の私は、noteの画面を前にして、そう意気込んでいた。

それが、書けない時間が増すごとに焦りが出始め、いつしか「書こう!」が「書かねば…!」に変わっていき…そして「今日こそ書くぞ!!」と肩に力が入り始めると、今度は肝心の“感じたこと”が見当たらなくなった。

恥ずかしながら、最近の私は「感じたこと…感じたこと…」と“感じたこと”について考え、またそれをどこかに探すようになっていた。当然、“感じたこと”は、道端やタンスの裏なんかに落ちているわけがない(苦笑)

“感じる”ということは、頭で考えるものではないのに、思考強めの私はいつもの癖でつい考えてしまう。感じたことを書きたいのに「感じたことは何だっけ?」なんて考え始めた時点で、大事な何かがズレてきてしまう。

思考が介入してしまう理由は、おそらく自分の感じたことに自信が持てないから。そして周りの目が気になるあまり、感じたことをありのままに書くことができず、思考によってつぎはぎし、何とかカタチにしようとしていたから。

感じたこととは、宇宙と交信して、みんながあっと驚くような壮大な気づきや、感動的なストーリーを書くことではないし、正解も不正解もない。日常の中でふと感じたことを書く。それだけ。

肩の力を抜いて気軽に書くのが良い、ということに、先日あらためて気づかせていただく機会があった。そのおかげで心が少し楽になり、今日こうやって、noteの画面に向き合うことができている。

これからは、気負わずに軽く“感じたこと”を書いていこうと思う。

ということで、今日、私が感じたこと。

行きつけの青果店で、ふと“生らっきょう”に目が留まり、袋を手に取った時。ちょうど隣りで品出しをしていたスタッフの方が、目を輝かせて話しかけてくれた。

「それオススメですよ!豚肉と一緒に炒めたら、シャキシャキでめっちゃ美味しくて、子どもも喜んで食べてくれるんです!」

生らっきょうは甘酢漬けにする以外、調理方法を知らなかったので、新たな情報が知れただけでも有難いのだけど、私が何より嬉しかったのは、スタッフの方が笑顔で気軽に話しかけてくれたこと、そして、その内容がマニュアル通りの営業トークではなく、その方の実体験で、「この美味しさを伝えたい!」という純粋なエネルギーがありありと伝わってきたことだった。

人が好きなものを語っている時のエネルギーって、最高に良いなぁ。。と、会話が終わってからも何だか胸がジーンと熱いままで、生らっきょうの前からしばらく離れられなかった。

想いは相手に伝わるから、私もできるだけ嘘がないように、損得勘定なしで、自分の感じたことや想いをまっすぐに伝えていきたいと思った。

そして今日、胸がジーンとした時に分かった。“感じたこと”は探さずとも、いつでもすぐに見つけられる場所にあるということ。それは外側ではなく、ずっとずっと内側の、私だけが触れられる心の真ん中であるということ。

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