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岩手人の誇り

筆者は先日、岩手へ旅行に行ってきた。

訪れた場所の1つ、浄土ヶ浜で遊覧船に乗ったときに感じたことを書き留めておきたく、ここに記し、皆さんにも共有したいと思った。

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遊覧船では、筆者よりかなり先輩の女性のガイドさんが、浄土ヶ浜周辺の様々な岩や生物、エピソードを話してくれたのだが、その中で1つ、心に残った瞬間があった。

遊覧船の船長やその他携わる乗組員は、海岸で仕事をする身であるため、万が一の場合の行動のしかたを知識として身につけているそう。

東日本大震災が起きた時、乗組員たちは注意報情報を確認した後、沖に出て行ったとのこと。なんでも、津波警報と津波注意報とでは避難のしかたが違うそうで、その知識に沿って落ち着いて行動し、無事助かったとのことだ。

何が印象に残ったかというと、

上記のエピソードを、ガイドさんは堂々と話していて、「あの震災を乗り越え岩手の人々は今を生きているんだ」という、力強さがひしひしと感じられてとてもかっこ良いと思ったのだ。

現地の人にとっては、他の地域の人間では想像し得ない辛い思いがあるだろう。それをバネにして、今やエピソードとして語り継いでもしまうというエネルギー。なんて強いのだろうと、感動した。

岩手には、力強いエネルギー、かっこいい生き様を感じることができた。また、エピソードを聞いたことで、少しばかりそのエネルギーをおすそ分けさせてもらったような気がした。

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