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世の中みんな気にしない人

気にしない人って聞くとどんな人を思い浮かべますか?

そもそも気にしない人ってどんな人なんでしょう。
困る人?わがままな人?無頓着な人?豪快な人?
きっと、思い浮かべる人の数だけ、色んな人がいると思います。
あなたの周りにいる気にしない人はどんな人ですか?


私の傍にいる気にしない人

私の傍にいる気にしない人たちは、いつも幸せそうにしています。

どの人も毎日毎日色々話しかけてくれて、一緒に話しをしている時、こちらも楽しくなります。

もちろん相手も楽しげで屈託のない笑顔を見せてくれるので、話しはお互い弾み、しばし時を忘れることもあります。

その人たち以外にも気にしない人ばかりですが、その中でも私の一番傍にいる気にしない人は私自身です。

そう、自分っていう存在をカウントし忘れがちですが、自分自身も気にしないことが色々あるんです。

だから、世の中全員、皆さん気にしない人です。

一般的に気にしない人と呼ばれるその多くの人は、細かいことにこだわらなかったり、注意をされているのにケロッとしていたりする人などのイメージがあるのではないでしょうか。

この気にしない人の裾野は広く、分類分けしてもその中でグラデーションがあります。

さらに、裾野が広いが故に、笑って許される人もいれば、周りに閉口されてしまう人もいます。


自分はどんなタイプか考えてみたことはありますか

自分の気にしない人タイプを考えてみてください。

いやいや、自分は気にしすぎるくらい色々気になるから当てはまらない、と言う人もいると思います。

でも、それも気にしていないことに入ります。

気にしすぎる人を周りが見ると、気にしすぎていることを気にしていない人に写ります。

私の傍にいる気にしない人達も、本人が気にしていないことについて、周りが閉口したり、頭を抱えたりすることが多々あります。

日常なので、たくさんありますが、あえて例にあげると…

オフィスの掃除の際にパーテーションのタイヤのストッパーを外さずに床に引きずる

プレゼンで会社の主力商品を紹介せずに他所の商品を紹介する

自分がやるべき仕事をどうやって良いのか分からず、先輩に代わりにやってもらって、出来上がりにOKを出す

失敗をカバーしてもらった人達にお礼もお詫びも言わない

払えるからいつ払ってもよいって支払が遅れても平気

こんな風に、その気にしない現象は多岐に渡り、いつも周りをあっと驚かせたり、悩ませたりして、話題に事欠きません。

しかも、自分が気にすることは、本当に目につくものです。

自分の気にしないことはあんまりわからないのに…


気にしない人の巻き込みパワー

ところが、気にしない人は何も気にしていない訳ではないのです。

ただ、大きく考えていないことだから、そんなことに『こうしたらこうなる 』みたいな先のことも考えていないのです。

そもそも、それほど気にしていないのだから…

実際、私自身も自分が気にしていないことを指摘されると「えっ」と驚くことが多々あります。

もちろん、無意識にしていることなどは自覚がありません。

そういった気にしていない人の行動を気にして指摘する人は、その指摘している人の視点や立場から、気にしていない人の行動を憂慮します。

当の気にしていない人は、そんなことで気を揉む意味があまり理解できません。

だからこそ、気にしない人の気にしない行動は、大なり小なり周りに影響を与えます。

それは 、気にしない人に対して、その行動や言葉を気にする人、気になる人がいるからです。

そして影響が強ければ強いほど周りの気にする人・気になる人の反応も大きくなります。

場合によっては、気にしない人の行動が思いも寄らない事件や事故になってしまい、笑えない出来事にもなってしまうのです。

放っておくととんでもないことになるかもしれないという危機感や言っても時間の無駄だからなどの理由を言いながら、気にする人・気になる人達が、気にしない人を助ける、という構図ができていきます。

そうやって、周りは自然と気にしない人に巻き込まれていくのです。


自分を知って、他人を想う

小さな子どもなら『そういうものだ』と割り切って、手助けして見守ることも考えられますが、相手が大人の姿をしていると『そういうものだ』とは思えなくなってしまうので不思議です。

私も働き出した頃は、自分はさておき、他人の気にしない行動に驚いたり、嫌悪感を感じたり、諦めたりしていました。

でも、色々な人の話を聞き、私のことも指摘され、私も人に指摘仕返したりしているうちに、自分以外の人が自分と違うことを気にしていないのは当たり前だと気づかされました。

だって、自分じゃないから

違っていて当然なのです。

となると、まずはわかりやすいので、自分が気にしていることを考えることにしました。

自分が気にしていることをピックアップしていくと、そこに上がっていないことは気にしていないことになります。

全く気にしていない訳ではないのですが、大きく考えない他愛もないことと考えていたり、許せる範囲だったり、その中にも大なり小なりグラデーションが生まれてきます。

そうやってまずは自分が気になること知ることで、

『自分が気になること=他人に要求していること』

を知り、

『自分が気にならないこと=他人が要求していること』

と定義すると、

『自分を知って、他人を想う』

その行動ができるきっかけと物差しになるのではないかと考えました。

中には笑えないくらい気にしない人もいるでしょう。

でも、物差しがなく闇雲に気にするよりも、ずいぶん心は軽くなると思います。


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