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【投資】俯瞰視点で見えてくる!長期チャートから見る今後の動きを考える。

みなさんこんにちは!

早いもので5月相場入り。4月を振り返りつつ、ここのところ継続的に取り上げている一目均衡表を月足チャートで見て、節目を確認していきましょう。

◇今日の音声配信と動画配信

◇1、日経平均株価(月足20年)で一目均衡表に注目

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こちらは日経平均株価の月足チャート20年のチャートを表示しています。

長期チャートの一目均衡表から今後の動きについて考えてみたいと思います。

まず、一目均衡表の「雲」に注目しました。


一目均衡表における「雲」は、
正式名称を「抵抗体」と言います。

株価が雲の上にあれば、下がってきたときに株価を支え、
株価が雲の下にあれば、上がってきたときに株価の抵抗となります。

なので、株価と雲の上下関係というのは非常に大切な見るポイントになります。

加えて、月足チャートのような長期チャートで見ているのはなぜかというと、

テクニカル分析は、長期であればあるほどダマシが少ないためです。

ダマシというのは、上がるサインが出たのに上がらない、下がるサインが出たのに下がらないといった動きのことを指します。

株価は、短期的には上下に大きくブレてしまうので、テクニカルのサインと逆に動くことはよく起こりますが、長期チャートで見るとそれが少ないのです。

ただし、それは大きなレンジで見ているからであって、その分見ているレンジも大きくなり、売買サインとしては遅い傾向もあります。

ダマシと先行性というのはトレード・オフなんですね。

◇2、雲の上下価格と雲の中の滞在期間

ちょっと雑学が多かったので、再び先程のチャートを示します。

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ここで確認していきたいのは、

月足チャートで表示される雲を割り込んでしまう価格と、雲の下にいった場合の期間の目安と、水準の目安です。

前回月足チャートにおいて、雲の下に潜り込んだ時期というのは、リーマンショック後の2008年9月〜2012年11月の期間。

約3年2ヶ月間の間、株価が雲の下に推移しています。

その後アベノミクスがスタートし株価が上昇、2013年の4月に雲を抜けてきました。

雲の中の滞在期間は、約5ヶ月間です。

ここからある程度想定を立てるのであれば、


現在の日経平均株価は、一目均衡表の雲の中にいます。

雲の上限と下限は、

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上が20,590円、下が19,007円、現在値が19,619円です。

まさに、雲の中にいるということになります。

過去を見ると、半年間近くは雲の中にいる傾向がありますので、当面の上下の目安は雲の上下がなりそうです。

◇3、もしも雲の下に株が下がることになれば

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もしも、株価が再び19,000円割れ、月足チャートでも明確に雲の下に潜り込むことになればどれくらいの期間かかるのでしょうか?

多少の期間のズレはありますが、ひとまず前回の期間を目安にするならば、2年〜4年の期間は雲の下にいると考えられます。

現在が2020年5月ですので、2022年〜2024年の間は雲の下に株価が潜伏する可能性があることをおさえておきましょう。

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ちなみに、日経平均株価ではなく、東証一部全銘柄を指数化したTOPIXで同様に20年月足チャートで表示をしてみると、すでに雲の下に株価が潜り込んでいます。

このことからも、雲の下にいて数年間は雲の下に居続ける可能性が高いということを頭に入れておきましょう。

かなり先ではありますが、一目均衡表の雲のねじれがある「変化日」が確認できます。

今から23ヶ月後がTOPIXにおける変化日には、

トレンドの転換 or 加速 が起こる可能性があるということが言えます。

約2年後ですね。まだまだ長いですが、このタイミングには注意してみると良いと思います。

◇まとめ

ということで今日は、月足20年の一目均衡表のチャートを使って、

雲の下に潜ったら?というテーマでお話していきました。

今日のまとめとしては、

・現在の日経平均株価は、雲の中
・数カ月間は雲の中での動きが予想される
・上限が20,590円、下限が19,007円
・雲を割り込んだら、2年〜4年間は雲の下にいる可能性あり

ということになります。

まだ混迷の相場ではありますが、こういった期間や水準の目安をいろんな指標で見ていくことが大切です。

◇最後に

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