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【読書】【投資】ビジョナリー・カンパニー②より「針鼠の概念」

今日は #読書 についての話です。

今度の週末に株式投資スクールでの授業に備えて、こちらの本を読み直しています。

その中のエッセンスの一つ「針鼠の概念」が、投資にも、仕事にも役に立つと思いましたので紹介させてください。

◇1、針鼠と狐

読者は針鼠(はりねずみ)だろうか、それとも狐(きつね)だろうか。
このパートは、この文字から始まる。

これは古代ギリシャの寓話に基づいている。

狐は賢い動物で、複雑な作戦を次々と生み出して、針鼠を不意打ちにしようとする。
「今度こそ仕留めてやる」と目にも止まらぬ速さで飛びかかるも、殺気を感じた針鼠は、「またまたお出ましだ。何度失敗しても懲りないやつだなぁ」と体を丸めて、鋭い針を全身にまとった玉のようになる。それを見て狐は、飛びかかるのを諦めるが、すでに次の作戦を考えている。
狐の方がはるかに知恵があるのに、勝つのはいつも針鼠だ。

そして、人間もこの狐型と針鼠型に分けることができる。

狐型の人は、
いくつもの目標を同時に追求し、力を分散させ、いくつもの動きを起こし、考えをまとめていこうとはしない。

針鼠型の人は、
複雑な世界を一つの系統だった考え、基本原理、基本概念によって単純化し、すべての行動をこれによって決定している。
世界がどんなに複雑であっても、単純すぎるほと単純な「針鼠の概念」によって捉える。

ビジョナリー・カンパニー内で紹介されている偉大な企業の経営者は全員が針鼠型であった。

◇2、針鼠の概念

針鼠型の概念は、単純明快な概念であり、3つの円が重なる部分に関する深い理解から導き出されている。

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(1)自社が世界一になれる部分はどこか?
逆に世界一になれない部分はどこか?これはコア・コンピタンスを見つけるよりも難しい。

(2)経済的原動力になるのは何か?
飛躍した企業はいずれも、鋭い分析によってキャッシュフローと利益を継続的に大量に生み出す最も効率的な方法を見抜いている。具体的には、財務実績にもっとも影響を与える分母をたった一つ選んで、「Xあたり利益」という形で目標設定をしている。

(3)情熱を持って取り組めるのは何か。
偉大な企業は、情熱をかきたてられる事業に焦点を絞っている。
どうすれば熱意を刺激できるかではなく、どのような事業になら情熱を持っているかを見つけ出すのがカギとなる

◇3、この概念を仕事と投資に活かすには?

仕事で考えるのであれば、
・今の仕事が天職だと思えるか?この仕事のために産まれてきたと言えるか?
・その仕事で十分な報酬を得られるか?
・自分の仕事に情熱を持っていて、好きでたまらないか?

投資で考えるのであれば、
・業界の中で圧倒的なシェアをとっているか?成長しているか?
・それでいて従業員の平均年収は業界において高いか?
・社員まで情熱を持って仕事ができているか?

ということではないでしょうか?

◇4、該当する銘柄は?

この話をしていて思いついた会社が、
ペット保険のアニコムホールディングス(8715)でした。

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アニコムホールディングスは、ペット保険の業界でシェア第1位(約60%前後)※参考 https://pedge.jp/reports/insurance/

平均年収は943万円(日本の平均年収は441万円)

最後に、6人に1人は獣医師であったり、他の社員についても、とにかくペット好きのスタッフばかり。情熱を持って取り組んでいるとか。

まさに針鼠の概念を貫いている会社と言えるかもしれません。

そんなアニコムの株価は、2012年の安値(340円)から、2018年の高値(4,865円)ということで、なんと14.3倍を達成。

比較的簡単に調べられる内容で、10倍株のヒントが得られるかもしれませんね。

◇まとめ

ということで、今日は、ビジョナリー・カンパニー2より一部分を紹介しました。こういう記事も今後増やしていきたいと思います。

今日の針鼠の概念のまとめとしては、

・自社が世界一になれる部分はどこか?
・経済的原動力になるのは何か?
・情熱を持って取り組めるのは何か。

この概念を、自分の仕事や投資でも考えてみてください。

◇最後に

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