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アートにもオーガニックを

ギャラリーを運営している山口です。
アートにもオーガニックという概念を持ち込めると
良いんじゃないかというお話です。

オーガニックは食品界にとどまらない

最近では、オーガニックという言葉も聞きなれて
きて、自然の素材を大切にした食品などは、
こだわりが強い人だけのものでもなくなってきて
いるように感じます。
コットンなど食品以外でも認証が出てきていて
オーガニックコットンのタオルなど自分の子供には
良いものを使ってほしいというような方も増えて
るようです。
オーガニックなものを使ったメニューなどを
扱う飲食店や加工食品も今や一般的で、素材に
コストをかけることも普通になってきています。

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絵画も料理も1点モノ。だけど、、

①1点モノ
絵画は基本的には1点モノで、世界に一つだけの
存在なので希少価値が担保されます。写真作品などは
一部エディション(世界で5枚だけとか)などが証明書が
付属されて扱われたりする場合もありますが、有限で
あることには変わりはありません。

食品や料理もレシピはあれど、材料も生もので
配分も究極的には全く同じものは作れないので、
1点モノと言えます。
誰が製作者なのかによって価値なども大きく変化する
面白さもありますね。

②日常も非日常もある
料理は、どんなところで、誰と、どのように
食事するか、で大きく変わることについては、
説明不要ですね。
以前読んだ書籍「バナナがバナナじゃなくなるとき」
に書いてあり、感動した覚えがありますが、
マーケティングっていう言い方もできます。

料理そのものは同じでも食事のシーンや目的によって
喜びや感動、すなわち価値も何倍にもなりますね。
非日常です。

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それにたいして日常的な、家庭料理や普段食べる
ような料理があるようにアート作品にも、非日常
な作品(大きな数億円の作品、歴史的に希少性が高い
美術品など)もあれば、生活の中に普通に飾ってもらう
ような作品もあると思います。

その作品の画材や絵具や材料などが何から作られて
いるかも考えた時、リビングやベッドルームに飾る
アートは、オーガニックなものを、と考えても良いのでは
ないかと。
環境に良いもの、もしくは自然から作られるという
コンセプトもあるのではないかと思います。

エコアーティストの綾海さんのコンセプトを聞いて、
とても考えさせられたので今日は、
アートにもオーガニックを、と題して書いてみました。


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