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御朱印からの〜

 御朱印集めが趣味になって、いろいろなお寺に行くようになると建築物や庭の美しさ、静寂、落ち着き、空気感、伝統など日本を感じる素敵要素がいっぱいって気づいた✨
 でも、寺が減ってるらしい。「寺院消滅」、人口減少を背景に約76000のうち約30000の寺が2040年までに消えるという予測。個人化によって、檀家制度も崩壊しつつあり、お寺を取り巻く状況は厳しい。
 お寺がなくなってしまうってことは、御朱印がなくなる。それはさみしい😢お寺はどうしたら消滅を回避できるんだろう?
 
 確かに、私自身やまわりだけでもお寺との密な関係を持っている人は少ないな💧
 夫くんの実家のお墓があるお寺とは、葬式、法事とかのみ。お義母さんは年に何回か付け届けをしているみたいだけど、行事にはあまり参加してる様子はない。付け届けって表現してるあたり、思いっきり義理だし。
 私の実家の両親は、どこかのお寺の檀家になるとかなく、市が管理してる森林墓園を購入した。
 知り合いも、檀家をやめたいって話てた。「お金だけとられて、お墓があるってだけで、他に何してくれるわけでもないし。」なかなか厳しいご意見。
 私自身も、観光がてら御朱印目当てに訪問するくらい。
 こんなことでは、やっぱりお寺はどんどんなくなってしまうなぁ。

お寺の現状と可能性を概観した書籍

 とりあえず、ざっと読んでみた。現代社会でもお寺の存在意義は見出だせるはずで、その実例が紹介されていた。人々と信頼関係をむすび、「共にある」ことこそが今のお寺に必要なこと。例えば、カフェやコワーキングスペース、イベント、こども食堂などで、地域に寄り添うということ。具体例の一つに静岡市の龍津寺が2008年から月に2日、寺子屋を開いていることが紹介されていた。
 行こう。隣接市だ。お寺が地域の人々に寄り添って共にあるとはどういうことか、自分の目で見てみよう。
 
 寺子屋の時間が終わって、みなで片付けをしているタイミングにお邪魔してしまった💧
私「あの〜、活動を見学させていただきたあのですが…」
住職「嬉しい!!でも、うちには見学というシステムはなくて、参加してもらいます。先生としてお願いします!名札をつけてね😃」
わ〜、なんだこの展開。でも、こうなったら前向きに参加してみよう。
 寺子屋のあと、この日は大学生がSDGsについて小学生に講義する&すごろくでSDGsを理解を深めるイベントが行われた。
 大人も子どももみんなで学んで、楽しんで… 今回は完全に先生ではなく、生徒だったけど新参者の私のこともすぐに受け入れてくれて、充実した時間を過ごすことができた👍
 なるほど、お寺ってこんな風に集まることができるんだ。こういう感じ、悪くない。何か悩みがあったら和尚さん(龍津寺で住職は子供たちにそう呼ばれていた😊)に気軽に相談できたりすると心強い。もう一つの自分の場所。
 もっと、自宅の近くでそういうお寺があったらいいな。近くのお寺に行って御朱印いただきつつ、もっとお話ししてみよう。信頼関係が築ける和尚さんに出会えたら嬉しい。今の自分にはこのくらいのことしかできないけれど、お互いに寄り添いあったら、人々にとって必要な存在になるから、お寺がなくならないかも。

あーーー!!龍津寺で御朱印いただき忘れた😭和尚さん、また行くね〜!


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