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【非営利団体向け】Google Ad Grantsの簡単な説明
これらを無料で解決したいと思っている方向けのnoteです!
NPOを立ち上げたけど、活動をもっと知ってもらいたい
ボランティアをしてくれる人材を募集したい
寄付を募りたいけど何かいい方法はないか考えている
あるNPO法人の方より「NPO設立後はゴールではなく、継続するための人的・資金的な設計が難しい」という話を伺い、先立つものがなければNPOと言えど会社同様に継続が難しいんだなと感じました。
この記事では、これらの課題を解決するために活用できるGoogle Ad Grantsという助成金について、可能な限り簡単な表現でまとめました!
まずは Google Ad Grantsがどんな課題に活用できるかざっくり紹介
これらの課題の解決策として活用できるのが Google Ad Grantsとなります。
活動を始めてもまずは知ってもらう(認知してもらう)
活動資金を集める(寄付を募る)
活動を行なうメンバーの確保(ボランティアの確保)
Google Ad Grantsとは
Google Ad Grantsの基本的な概念
Google Ad Grantsを直訳すると「Google広告助成金」で、その名の通り非営利団体をサポートするためGoogle社が提供している無料広告での支援のことです。
この支援は2003年からスタートしており、全世界の非営利団体に 100 億ドル以上に相当する無料広告を授与しているそうです。
日本円にすると約1兆4千億円近くになります!すごい金額ですね・・。
1つの非営利団体につき、1 か月あたり最大 10,000 米ドル分(日本円換算:約140万円*)の検索広告の無料掲載枠を提供しています。
*2024年1月29日時点のレート
Googleの検索広告とは
Googleで検索されたキーワードをもとにして、表示される広告のこと。
検索してきたユーザーに向けて、テキスト形式で情報を伝えて広告がクリックされると指定したウェブサイトに来てもらうことができます。
この検索広告は一回クリックされるたびに数十円~数百円がかかるため、その費用をAd Grantsがサポートしてくれるというものです。
<Google広告の表示イメージ>
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資格基準と申し込みプロセスの概要
続いては、資格の基準について説明していきます。
以下の①と②を満たしている必要があります。
※万が一、②を満たしていない場合でも③の方法で申請し承認されれば問題ないようです。
①利用規約に同意する
Google for Nonprofits | 非営利団体向けプログラムの追加利用規約への同意が必要となります。
②対象の慈善団体として認定されている
まずは対象の慈善団体として認定されている必要があります、日本国内であれば以下の"対象となる団体(日本国内)"に該当している必要があります。
対象となる団体(日本国内)
(i)公益社団法人
(ii)公益認定等委員会により認定された公益財団法人
(iii)市や都道府県により認定された特定非営利活動法人
(iii)市や都道府県または厚生労働省により承認された社会福祉法人
(v)法人税法に定められている非営利型法人に該当する一般社団法人
ヘルプページ:資格に関するガイドライン
対象外の団体
政府事業体または政府組織
病院またはヘルスケア企業
学校、教育機関、大学
③【②】に該当しない場合
仮に”対象となる団体”に該当しないが利用したい場合は、非営利団体向けプログラムの審査担当パートナー Percentの審査により「非営利団体」として認定されれば問題がないようです。
非営利団体が
Google Ad Grantsを活用するメリット
先ほどの非営利団体が直面する課題を Google Ad Grantsでは丸っと解決ができます!
活動を始めてもまずは知ってもらう(認知してもらう)
→Ad Grantsなら、オンライン上の広告により活動を知ってもらえる!活動資金を集める(寄付を募る)
→Ad Grantsなら、寄付を考えている人に直接アピールできる!活動を行なうメンバーの確保(ボランティアの確保)
→Ad Grantsなら、ボランティアの募集もオンライン上でできる!
Ad Grantsを通じて成果をあげた事例
Google社が発信している日本国内の事例はガールスカウトのものしか確認できず、いまいちイメージしづらいなと感じたため、読みやすい・イメージしやすいと思ったものを紹介します。
NPO法人 こだまの集い
運用型広告とデータ活用の内製化支援を行なう「アタラ合同会社」さんがCSRとして取り組んだ事例を紹介します。
NPO法人 こだまの集いさんは、「ダブルケア」(育児と介護が重なる状態)に直面する人々の支援を目的としている団体。
「ダブルケア」というワードの認知が低いというのを課題に感じており、Google Ad Grantsを通じて、「ダブルケア」という概念と情報を多くの人に知ってもらうことで「ダブルケア」に悩む人を助けたいと思い利用されたようです。
対談形式で事例を紹介されているので、とても読みやすく身近に感じられる事例だと思います。
詳細はこちらのリンクから確認ができます。
Ad Grantsの効果的な活用方法と注意点
Google Ad Grantsを利用するには効果的に活用するためのポイントと注意点があるため簡単にご紹介します。
※細かい広告掲載までの説明はこの記事では行いませんが、「Google Ad Grants 出稿方法」と検索していただくと、細かい説明が書いてある記事が見つかると思います。
効果的に活用するためのポイント
Google Ad Grantsを効果的に活用するには4つのポイントをおさえておく必要があります。ただ、意味は分かっても実際にどのような行動をすればよいのか検索広告を実際に掲載したことがある方でないとピンときづらいかもしれません。
どのキーワードに広告を出すか決める
活動が効果的に伝わる広告文章の作成
誰に配信するかターゲットの設定をする
広告を掲載した成果を確認し、改善を行なう
注意点
効果的に活用するためのポイントだけでも実際にどこから手を付けていいかわからない状態におちいりそうですが、更にこれらのポイントに注意しなければなりません・・。
2ヶ月連続して5% 以上のクリック率が達成できないと一時的に無効になることがある
※クリック率の計算方法「100回広告が表示され、1回広告がクリックされた場合、クリック率は1%」となります。(クリック回数÷表示回数)コンバージョンを計測する必要がある
コンバージョンとは広告を掲載して達成したい目的のこと、団体に応じて「寄付を募る」「ボランティア活動をする人材を確保する」などがあります。
(例:寄付を募ることが目的の場合、1件の寄付をしていただいた場合は1件コンバージョンを獲得したことになります)
※その他にも細かい決まりがありますが、気になる方はAd Grantsのヘルプページをご確認ください(https://support.google.com/grants/answer/9042207?hl=ja)
まとめ
Google Ad Grantsは、活用の仕方によっては様々な目的に利用することができます。
特に「まずは知ってもらいたい」、「知ってもらったうえでアクション(寄付・サポートなど)を起こしてもらいたい」という目的を強力にサポートしてくれる支援となります。
最後に、もしこの記事をみてAd Grantsの利用を考えてみようという方向けに参考となるサイトを紹介します。
【Ad Grantsをもっと詳しく知りたい方向け】Google Ad Grants 公式サイト
【実際に利用をしてみたい方向け】アナグラム株式会社の Ad Grantsに関する解説記事
また、この記事を書いた私の方でも Google Ad Grantsはボランティアの一環として利用のサポートをすることも可能ですので、X(Twitter)のDMや当記事のコメント欄よりお気軽にご相談ください。
moriのX(Twitter):https://twitter.com/morio_aa
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