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落語鑑賞メモ3

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2020年2月の記事一覧

立川笑二 月例独演会

2020年2月29日 立川笑二 月例独演会 (お江戸上野広小路亭)

 演目は「元犬」、「不動坊」、仲入り、「鼠穴」、「明烏」でした。
 何回か中断と再開をしてきた 立川笑二 月例独演会 ですが、これまでは自主公演だったのを、立川企画に主催を依頼した最初の会です。
 ネタ下ろしを予告していた「明烏」の完成度が不足しているからと、その前に、笑二さん独自の工夫が際立つ三席をたっぷり聴かせました。
 「

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蜃気楼龍玉独演会「圓朝に挑戦‼」

2020年2月27日 蜃気楼龍玉独演会「圓朝に挑戦‼」第59回 (道楽亭)

 道楽亭十周年記念企画 真打競演の一環です。
 演目は「たらちね」、仲入り、「文七元結」でした。
 前座さんで聴くことも多い「たらちね」ですが、当然のことながら、真打は違うと感じました。仲入り後はネタ出しされていた「文七元結」をたっぷりと楽しみました。
 打ち上げで、3月7日の京都での龍玉師匠の独演会が延期なったことにシ

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三遊亭粋歌の新作びゅーびゅー 第4回

2020年2月23日 三遊亭粋歌の新作びゅーびゅー 第4回 (らくごカフェ)

 演目は「わんわーん」、「浮世の床から」、仲入り、「バリバリ女子大生」でした。
 「浮世の床から」を聴くのは二回目で、オチのセリフの意味を取り違えて後味の悪い印象も持っていたのですが、仲入り後に粋歌さんがこの噺について話すのを聞き、そういう意味だったのかとすっきりしました。
 「バリバリ女子大生」は作者の白鳥師匠も最近

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四噺 其の十

2020年2月20日 四噺 其の十 (深川江戸資料館レクホール)

開口一番 立川かしめ 「ん廻し」
三遊亭わん丈 「さじ加減」
雷門音助 「星野屋」
 仲入り
三遊亭楽天 「平林」
立川寸志 「らくだ」

 主任だけがネタ出しをし、他の三人がそれに向けてつなぐ会です。
 寸志さんの「らくだ」は、酔った屑屋のセリフの迫力が印象的でした。
 開口一番から主任までとても充実した会でした。
 次回は6月

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池袋演芸場 夜の部

2020年2月18日 池袋演芸場 夜の部

 久々の寄席で、談幸師匠が主任の池袋演芸場 夜の部を楽しみました。

開口一番 立川幸太 「芋俵」
立川幸之進 「しの字嫌い」
林家喜之輔 紙切り(馬、新幹線+麒麟がくる、神田伯山)
瀧川鯉朝 「新聞記事」
立川吉幸 「大安売り」
東 京丸•京平 漫才
柳家蝠丸 「短命」
昔昔亭桃太郎 「夜店風景」
 仲入り
北見伸(アシスタント 小泉ポロン) 奇術

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第19回 小ゑん落語ハンダ付け

2020年2月16日 第19回 小ゑん落語ハンダ付け (お江戸日本橋亭)

小ゑん・文蔵 オープニングトーク
林家きよひこ 「過払い記憶」
橘家文蔵 「千早ふる」
柳家小ゑん 「鉄千早」
 仲入り
橘家文蔵 「猫の災難」
柳家小ゑん 「アキバぞめき」

 小ゑん師匠が毎回ゲストを迎える会の第19回、今回のゲストは文蔵師匠です。
 寄席で偶々やったら評判が良かったという「千早ふる」と「鉄千早」のリレ

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沖縄かりゆし演芸まつり

2020年2月15日 沖縄かりゆし演芸まつり (座・高円寺2)

 キャン×キャン 漫才
 金原亭杏寿 落語「小粒」
 ナインボール 漫才
 志ぃさー(藤木 勇人) 落語「時そば(返還前の沖縄バージョン)」
 キッキィ(崎山 清之) ダンスパフォーマンス
 立川笑二 落語「(漫談)」
 イチャリバーズ&古堅勇 イチャリバーズの三線、二胡と歌+古堅勇のローラースケートバックダンス
 しゃもじ コント

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談吉百席 第36回

2020年2月8日 談吉百席 第36回 (池袋東口GEKIPA)

 隔月で開催される談吉さんの独演会です。
 いつもは三席ですが、今回は長講二席を楽しみました。
 ネタ下ろしだという「八五郎出世」はとてもテンポよく進み、談吉さんにピッタリの噺だと思いました。

第65回 話芸に親しむ会

2020年2月7日 第65回 話芸に親しむ会 (北沢地区会館)

 毎月第一金曜日に開催される古今亭菊龍師匠の稽古会です。
 演目は「呑兵衛 安兵衛」、「安兵衛 婿入り」、「道具屋」でした。
 「呑兵衛 安兵衛」と「安兵衛 婿入り」は落語版の義士銘々伝を創ろうとしている菊龍師匠が今年に入ってから本格的に取り組み始めた噺で、12月の義士伝シーズンに向けてどのように仕上がっていくのか楽しみです。

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「雲助の弟子でござる」

2020年2月4日 「雲助の弟子でござる」 (深川江戸資料館小劇場)

 今回も白酒師匠は欠席。とてもお忙しいのだろう。
 表情豊かな馬石師匠と迫力のある龍玉師匠を二席ずつ楽しみました。
 「替り目」はうどん屋の他に新内流しも登場する初めて聴く型でした。