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落語鑑賞メモ3

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2019年9月の記事一覧

立川笑二・三遊亭青森 二人会

2019年9月29日 立川笑二・三遊亭青森 二人会 (道楽亭)

笑二、青森 オープニングトーク
立川笑二 「元犬」
三遊亭青森 「子は鎹」
 仲入り
三遊亭青森 「千両みかん」
立川笑二 「宿屋の仇討」

 オープニングトークは入門にまつわるエピソードなど。
 笑二さんの改作と言った方がいいかもしれない「元犬」と独特なくすぐりが多く入った「宿屋の仇討」を楽しみました。
 青森さんは白鳥師匠のお弟

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第95回「落語なじみ亭」

2019年9月28日 第95回「落語なじみ亭」 (浅草ことぶ季亭)

立川幸平 「十徳」
立川談幸 「粗忽の釘」
立川談幸 「安兵衛狐」
 仲入り
立川談幸 「能狂言」

 ほぼ隔月で開催される談幸師匠の会です。
 「粗忽の釘」は初めて聴くオチでした。談幸師匠独自の工夫とのこと。
 「能狂言」を聴くのは二年前の立川談幸独演会以来二回目ですが、この噺の最後は素敵です。
 師匠を囲んでの打ち上げは、ラ

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寸志ねたおろし!

2019年9月21日 寸志ねたおろし! 第22回 (お江戸日本橋亭)

立川寸志 「辰巳の辻占」
立川半四楼 「つる」
立川寸志 「七段目」
 仲入り
立川寸志 「人情八百屋」

 隔月で開催される寸志さんのねたおろしの会で、「七段目」と「人情八百屋」が初演です。
 毎回完成度の高い寸志さんの初演ですが、今回の二席もすばらしかった。
 教わった談四楼師匠から「この噺はできるだけあっさりと演じた方が

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新作落語 せめ達磨

2019年9月20日 新作落語 せめ達磨 vol.81 (なかの芸能小劇場)

粋歌、花ごめ 前説
林家きく麿 「スーパー高橋」
三遊亭ぐんま 「ランプのぐんま人」
三遊亭めぐろ 「幻の右」
 仲入り
古今亭駒治 「常連さん」
三遊亭粋歌 「オバーエンディングストーリー」

 新作ネタ下ろしの会で、今回の出演者はレギュラー7名の中から4名と前座のぐんまさんです。
 この後末廣亭の夜の部主任であるき

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「新しき哉!!」

2019年9月16日 「新しき哉!!」 (小劇場 楽園)

 劇作家・演出家の黒川麻衣さんが代表の娯楽百貨が開催する落語会に初めて参加しました。
 「新しき哉!!」は新作限定落語会で今回の演者は三遊亭粋歌さん。定番・安定の三席を楽しみました。特に「すぶや」は、この噺を黒川さんが聴いたことが今回の粋歌さんの会を開くきっかけになったらしい。
 娯楽百貨では他に音助さん、小はぜさんによる古典落語の二人会

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池袋演芸場

2019年9月13日 池袋演芸場

 昼の部の途中から池袋演芸場に行きました。

 昼の部
初音家左橋 「短命」
米粒写経 漫才
桂ひな太郎 「強情灸」
金原亭世之介 「星野屋」
鏡味仙三郎社中 太神楽
金原亭伯楽 「替り目」
 仲入り
春風亭一之輔 「加賀の千代」
春風亭一朝 「幇間腹」
柳家小菊 俗曲
五街道雲助 「幾代餅」

 夜の部
開口一番 三遊亭ごはんつぶ 「道灌」
柳家花いち 「オペ

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「井上新作落語 みつぼし」

2019年9月7日 「井上新作落語 みつぼし」第3回 (らくごカフェ)

桂夏丸 「紺碧の空の下」
春風亭三朝 「風邪小僧」
林家たけ平 「赤猫」
 仲入り
たけ平・三朝・夏丸 「鼎談」

 落語作家 井上新五郎正隆先生が三師匠に当て書きした噺をねたおろしする会の第3回です。
 「紺碧の空の下」は高校野球の地方予選で応援する吹奏楽部部員の物語で夏丸師匠自らのピアニカとフルートの演奏付きでした。後の

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四噺 其の八

2019年9月2日 四噺 其の八 (深川江戸資料館レクホール)

開口一番 三遊亭金かん 「寿限無」
三遊亭楽天 「ろくろ首」
立川寸志 「おすわどん」
 仲入り
三遊亭わん丈 「強情灸」
雷門音助 「心眼」

 主任だけがネタ出しをし、他の三人がそれに向けてつなぐ会の第8回です。
 四席全体でみると、これまでで一番充実していたような気がしました。
 三巡目に入る次回は12月19日で、主任はわん丈

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フランボヤン寄席「隅田川馬石の会」

2019年9月1日 フランボヤン寄席「隅田川馬石の会」 (内幸町ホール)

隅田川馬石 ご挨拶
桃月庵白浪 「たらちね」
隅田川馬石 「品川心中」
 仲入り
桃月庵白酒 「だくだく」
隅田川馬石 「火焔太鼓」

 馬石師匠が噺家になって25年、またこの「隅田川馬石の会」が会場を内幸町ホールに移して10回目という節目の会です。
 助演(雲助師匠はゲストという言葉がきらいで助演と言うそうです)の白酒師

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