「井上新作落語 みつぼし」

2019年9月7日 「井上新作落語 みつぼし」第3回 (らくごカフェ)

桂夏丸 「紺碧の空の下」
春風亭三朝 「風邪小僧」
林家たけ平 「赤猫」
 仲入り
たけ平・三朝・夏丸 「鼎談」

 落語作家 井上新五郎正隆先生が三師匠に当て書きした噺をねたおろしする会の第3回です。
 「紺碧の空の下」は高校野球の地方予選で応援する吹奏楽部部員の物語で夏丸師匠自らのピアニカとフルートの演奏付きでした。後の二席は擬古典ですが、「風邪小僧」は商家の小僧が主人公の滑稽噺、「赤猫」は火事で牢から期限付きで解き放された囚人が幼馴染の女性と出会う人情噺と、バラエティーに富んだ三席を楽しみました。
 鼎談では、新しい噺の覚え方、稽古の仕方などの話題で大いに笑わせた後、最後は井上先生も加わって、今回の三席の原作を作った条件、ねらいなどの説明があり興味深かったです。