11/4 一人旅2日目
一人旅二日目。
アイマスクを持ってきたけどカーテンを閉め忘れたので朝は部屋が明るすぎたり、布団の保温力が高くて暑すぎたりしたのであまりよく眠れず。
それでも7時半くらいまで寝て、いそいそと朝食バイキングへ。
昨日の渡り廊下はやっぱり朝の方が明るくて良い雰囲気だった。ちょっと眩しいけど。
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バイキングは昨日と同じ会場。
2階席は席としては利用できないが、入る方法を見つけたため写真を撮ってきた。
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大体が4人がけのファミリー席で、端の方に2人席がいくつかあり、カップルや夫婦はそこに座りがち。
もちろん1人客の私もそのあたりの席へ。
朝偶然隣になった人が、女性客1人っぽかった。まあもしかしたら連れの人が朝弱すぎるとか二日酔いでくたばってるとかなのかもしれないけど。
部屋が暑すぎてチェックアウト。
今日は海沿いにあるもうひとつのハトヤ「サンハトヤ」に行くことにした。
予約する時あまりよく読んでなかったのだけど、サンハトヤ日帰り温泉入浴料無料のプランだった。
しかし、午前中はハトヤからサンハトヤのシャトルバスが出ていないので、伊東駅まで行き、2キロ海沿いを歩くことにした。
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海が透き通っている。
こうやって寄り道をするので2キロ以上歩いたと思う。
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サンハトヤへ。
サンハトヤは水着ゾーンのスパが充実しているらしいが、水着を持っていないのと、どうせお子様ばかりなので、ただの温泉に入ることに。
ただの温泉と言えど、「お魚風呂」といって生きて泳ぐ魚を見ながら入る温泉と、一泊した方のハトヤにはなかった露天風呂がある温泉だ。
お魚風呂の魚は1種類。名前は分からない。
ウミガメもいた。120センチくらいのやつが1匹。
めちゃくちゃデカい水槽のわりに魚の数はさほど多くなく、ストレスがなさそうだなと思った。
温泉もかなり広いけどほとんど人がいなくてストレスがなかった。
露天風呂は日陰がなくて、お湯も熱いし海が見えるわけでもないので長居はできず。
サンハトヤの評価が低い理由が分かる気がする。
スパの方も子どもが楽しめるアドベンチャー形式のものだが、結構な箇所に「未着工」の文字が散見された。
私としては人の少ないところでぼんやりするのが好きなのでよいのだが。どうせ暇だし。タダだし。バブルの名残が見られるのは貴重だし。
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ダンスホールが趣あって良かった。
さて伊東駅までバスで戻るか、と思ったら駅までのシャトルバスのない時間になってしまい、また2キロを歩くことにした。
途中で道の駅があるのだが、もんのっすごく混んでいて、そこに入るための車の列を先頭に渋滞が起きていた。
ちょっと興味はあったがスルー。
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昼は「うずわ飯」を食べた。
ネットでテキトーに検索したら誰かのブログに載っていて気になったのだった。
30分ほど並んだ。
並んでいると、通りすがりのおじさんに「ここって美味しいんですか?」と訊かれたので「そうらしいです」と答えた。実際、食べログもGoogleマップも点数が高いようだ。
おじさんも1人だったが観光客なのだろうか。
そうやって積極的に足で情報を集める人だけが辿り着ける美味しいものがある気がする。
ところでうずわ飯だが、カツオ版ネギトロという感じだ。
伊東で獲れる宗田鰹は鰹節の原料になるのだけど、足が早いので生の魚は漁師しか食べられなかった。
それをどうにかこうにかして定食にした店が駅前に2店舗だけある。伊東に行くことがあればぜひ。
食べ終わった時間に電車がいってしまった。
次の電車は1時間後。熱海に行きたかったのだが、仕方なく伊東駅周辺を散策していくつか廃墟を見た。
1時間後の電車で熱海へ。初めて降り立ったがイメージと全然違う。
商店街はいろんな店が長蛇の列。
駅前の足湯も順番待ち。
さらには、駅から海まで結構距離があるにも関わらず、そこらじゅう人間だらけ。車も多い。
あと、横浜の比じゃないくらい坂が多く、長崎よりも階段が多い気がする。
閉店ギリだったので、レトロ純喫茶へ。
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バナナジュースを注文した。
やっぱりレトロにはオレンジ色だよなぁと再確認。
この後海沿いでやっているグルメフェスへ。
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焼き魚は完売していたのでホタテを食べた。
気温が高いためか、モツ煮や味噌汁などのメニューがまだ残っていた。
熱海は廃墟がたくさんある、と聞いていたのだが、思ったほど見当たらず、調べると先月から解体が大幅に進んでいるらしい。一歩遅かった。
しかし、廃墟がなくなるというのは景気が良くなったり、権利関係の整理がついたりと、何かしら前進していることだから、喜ばしいことだ……。
それでもいくつかは見つかったので写真を撮った。
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こちらの建物、鳩の巣と化していた。
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建物の表にはこれが放置されていた。ということはスナックがたくさん入っていた建物だったのだろうか。
それにしては窓がデカすぎる気がするけど。
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緑化した民家。
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あれも廃墟っぽいけれど、人が多く、車も多く、坂でカーブとなると危なくて仕方ないため、これ以上近寄るのは断念。
ホテルの廃墟もいくつかあった。
建物の間から見えるものの、熱海は一本隣の道に行く、というのがものすごく困難な街で、全然辿り着けなかった。見えているだけにもどかしい。
せっかく登ってきた坂を廃墟見たさでまた階段を下る。
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そうすると降りた先でさらに坂道の2択を迫られる。
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しかも廃墟が見つからない。
ちなみに私は踵の高いスニーカーを履いていたので、急な下り坂は膝に負担がかかりまくる。
そんな感じで、あまりよい廃墟を見つけることができなかった。
伊東で4キロ歩いてなければもう少し探せたかもしれない。
以下おまけ。
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何かが解体された痕跡。
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旅館の裏面(現役)。
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一階の魚民はやっているけど、上階は使われていない様子。
正直商店街は賑わっていたけども、この手の建物が多いように見受けられた。
廃墟まではいかなくとも、空き家が多いと言われている。
歩き疲れたので、駅前で家族用の干物を買って帰路についた。
2日目はかなり無計画で無駄に歩いたり電車を逃したりしたけど、その辺も一人旅なので気兼ねなくやれたと思う。
誰かと行くなら誰かと行くなりの楽しみ方があるし、1人なら1人でも楽しめるというのが分かって良かった。
一人旅そのものは3回目なのだけど、誰かと来るべきところに1人で来るのは初めてで、それでも特に気後れすることなくこなせたのは、結構自信になると思う。
今後独身女として生きていくなら、一人旅は必須だろうから、楽しめる手札が増えると安心する。
ものすごく眠いので今日は寝る。
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