1/28 コピー食品を食べる会に参加した

コピー食品を食べる会に行ってきた。
主催者が用意したコピー食品25種類くらいを、試食サイズに分けてみんなで感想を言い合ったり、気に入ったコピー食品に投票したり、そんな会だった。

コピー食品と言うと一番有名なものは「カニカマ」なのだが、今回はカニカマを始め、こんにゃくから作られたもの、海鮮を模したもの、肉に似せたもの、など数種類のジャンルからそれぞれ4種類ほど食べた。

こんにゃくでできたシリーズは罪悪感なく食べられるので、どんどん普及してほしいと思う。
通常のこんにゃくより硬く仕上げたタコの唐揚げ風のものが美味しかった。
醤油ラーメンの麺がこんにゃくでできているというものもあった。
ちゃんと麺の色と縮れ感が再現されていて、ぱっと見こんにゃくには見えない。
シメのラーメンはこれにしたいなと思った。

タコの唐揚げ風こんにゃく

あと印象的だったのは、豆腐でできているシリーズ。
マスカルポーネチーズ、ウニ、ピザ用チーズと3種類用意された。
マスカルポーネチーズはあまりチーズらしさを感じられなかったが、懐石料理の小鉢に豆腐の何かとしてありそうな風味だった。
つまり高級感のある豆腐。
大体、懐石料理って美味しいけど何からできた何なのか分からないものが多い。
ウニクリームは最後の投票で1位を獲得していた。
ウニの磯臭さがなく、豆腐とは思えない濃厚な味わい。ウニ嫌いな人にも勧めたい。
ピザ用チーズ風の豆腐は、生で食べても良いし、焼くとちゃんととろけるらしい。
チーズの油っぽさとしては少し物足りないけど、ちゃんとチーズだと認識できた。

他にもハイボール風味ノンアルコールドリンクや、レバ刺しこんにゃくなども食した。


大豆肉ウインナー

元食品メーカーの商品開発部の人も来ていて、食品業界の裏話なども少し聞けた。

ゼラチンでできたフカヒレのスープは、頑張れば家で再現できると思う。
そもそもフカヒレ自体に味はないので、良い中華スープを上手く調理して、硬めの春雨を入れたらそれっぽくなるらしい。

カニカマ3点盛り

「コピー食品」と言っても、何を重視して寄せているのかは食品によって違う。
そして、私たちが普段何を持ってしてその食べ物をそれとして認識しているのか、ということの気づきがあった。
個人的には、味>食感≧匂い>見た目の順で食べ物を認識しているらしい。

隣の人と少し会話した。
「この会、贅沢な気持ちと貧相な気分の間を行ったり来たりして不思議な感じになりますね」と言っていた。
本当にそう。

こんにゃくでできたレバ刺し

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?