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ソーシャルグットな取り組み

10月11日、長崎大学経済学部山口研究室が取り組むSocial Good Square (ソーシャルグットスクエア)が長崎県庁1Fにて開催され参加してきました。ゼミ生の発表が素晴らしく多くの学びを得ることがができました。学びの内容、そこから考えたことを纏めています。


10/11,12に長崎県庁で開催されたSocial Good Square NAGASAKI 講演会の山口研究室のゼミ生発表や調査内容も素晴らしかった。石丸氏の話も大変参考になった。SGな商品も素敵なものが並ぶ。

ソーシャルグッドとは?

ソーシャルグッド(以下SG)とは「地球環境や地域のコミュニティなど社会や世界に対してよい影響を与える活動や製品、社会貢献度の高いサービス、それらを支援する姿勢」を指しています。
人間の利便性効率性を優先するあまり、大量生産大量消費大量破棄が進み、環境や地域社会へ負荷が生じていました。近年は持続可能性ある地域経済や社会、環境へのアプローチ、つまりSGが必要であるという意識が高まっています。今回、山口研究室の皆さんより文献や地域調査、先行事例を基に上記事柄を詳細にお話を伺うことができました。

ソーシャルグッドの必要性 SDGsの高まり

SGの背景にはSDGs(持続的な開発目標)の高まりがあります。今や世界のスタンダードになりつつありますが、長崎でもSDGsの登録制度などが設けられています。企業の登録は244件以上。重要な目標であり、課題先進県である長崎は積極的に進めるべきだと思います。SDGsの理解はまだまだ少ないと思いますが、まずは県民市民の認知を高めることが重要だと思います。

長崎県が取り組むSDGs登録制度。1回目で244件、2回目で100件以上の申請があった。
SDGsへの具体的な理解やアプローチはこれからだと思うが、まずは県民市民の認知を高め、持続可能性への意識が高い長崎県として他都市より進めてほしい。

エシカル消費

「エシカル消費」(消費の影響をしっかりと考える)というキーワードがあります。時代は大量生産大量消費から環境負荷を考える時代へ変わろうとしています。長崎でも質の高い域内経済を県内循環するために重要なことであると思います。改めて、西の端に住む我々にとってのエシカル消費とは何か?考える必要があります。答えは一つではないはずです。

長崎市のポテンシャル

長崎市は「長崎くんち」という文化により域内で経済を回す意識が潜在的にあるまちです。私もくんちを経験し、より意識するようになりました。また他都市と比較し、これだけ中心部にコンパクトに商店が集積され域内経済が回っている地域は珍しいと思います。そこに今回のエシカルやソーシャルグットという概念を事業者や消費者が持てば長崎の経済の活性化に繋がるのではないかと考えます。

近年ではSGやエシカルに配慮したお店が若い世代に増えてます。コーヒーショップ、書店、衣料店、レストラン、小売店等。またその店同士が繋がり良い循環を生み出しています。紙袋のリユースプロジェクトNICE PASS(ナイスパス) の事例など素晴らしい取り組みだと思います。

ナイスパスPJ:参加店舗が回収スポットとなりお客さんから使い終わった紙袋を回収、ナイスパスシールを貼ってそのお店の紙袋として再利用。家庭から出るゴミも減り、お店の負担も減る。資源を繰り返し使うことで環境への負荷を減らし、良い循環を生み出す。また店や人の関係構築に繋がっている。カリオモンズコーヒーロースターさん等が発起人となり実施しているプロジェクト。

今回素敵な学びの時間をいただきました。これから自分ができるソーシャルグットを取り組んでいきたいと思います。山口研究室の皆様ありがとうございました。

NO SOCIAL GOOD,NO LIFE

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