小さな演奏会のご案内|あのひとのうた|平曲『海道下』|大磯町鴫立庵
「あのひとのうた」は平家物語の中の歌の部分を、平家琵琶の伴奏で語る15~20分程の小さな演奏会。10月は『海道下』からふたつの歌を語ります。
【内容】
平家物語巻第十『海道下』より
「旅の空赤土の小屋のいぶせさに故郷いかに恋しかるらん」
「故郷も恋しくもなし旅の空都も終の住家ならねば」
海道下りは源氏に捕えられた平重衡が、頼朝の命で鎌倉へ向かう道中のお話で、道中の景色とともに様々なことに思いを馳せる重衡の様子が描かれます。途中の池田の宿で熊野の娘侍従の元に宿泊するのですが