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開館28年、私立の小さな美術館の中の人々~初めまして、note始めました

<はじめまして>

こんにちは。
絵本美術館&コテージ 森のおうちの学芸員の米山と申します。
当館では、Twitter、Facebook、Instagramもやっているのですが、もっとゆったりと絵本の紹介や絵本作家の声、森の中の日々をお伝えできる場がほしいと、noteをやってみようという運びになりました。


<森のおうちのご紹介>

森のおうちは、絵本原画を展示する絵本美術館を中心に、“絵本”をテーマにしたコテージ、カフェ、絵本専門店、ミュージアムショップ、美術館貸し切り結婚式などを行っている施設です。
館のホームページもご覧ください → http://morinoouchi.com/

当館は、1994年に館長・酒井倫子がオープンさせた私立の美術館です。

ロビー横

<開館するまでのこと>

東京から疎開して長野県にやってきた少女・倫子さんは、小学校4年生の時に学校の先生に宮沢賢治/作『風の又三郎』を読んでもらい、すっかり魅了されます。
それ以来、文学が大好きになり、結婚した後に京都女子大に入学、中川正文先生の下、絵本の世界をはじめ、児童文化、発達心理学などを学びました。

長野県に帰ってきてからは、信州大学病院の中央検査部で臨床検査技師として働きながら、プライベートでは時間のある限り松本市の絵本専門店「ちいさいおうち」の越高夫妻を訪ね、絵本への接し方、楽しみ方を覚え、絵本の世界にのめり込んでいきました。
この頃、すでに絵本の収集は3000冊以上になっていました。

そのうちに、倫子さんは「絵本の世界や児童文学のことで、みんなが集える場所がほしい」と思うようになりました。
55歳、定年を前に大学病院を退職、第2の人生として夢をかなえるため、美術館の着工に入ります。

そして、1994年4月29日、絵本美術館&コテージ 森のおうちはオープンします。

なんだかんだと紆余曲折を経て、今年2021年、当館は27歳。28年目を歩いています。
その間の出来事はこれからも話題にのぼることがあるかと思います。


<森のおうちの中の人々>

森のおうちの主な登場人物やスタッフを紹介します。

酒井 倫子(さかいりんこ)
森のおうち館長。上記のように、自分の好きなことに真っ直ぐな、元気な83才です。プレゼント好き。日々、りんこさんを訪ねて沢山の方が美術館にやってきます。

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原田 朋子(はらだともこ)
オープンからこれまでのこと、何でも知っている森のおうち一の働き者。グラフィックデザイナーとして森のおうちの宣伝物やグッズなど様々なデザインを手がけています。

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米山 裕美(よねやまひろみ)
絵本、散歩の好きなのんびりやです。子育て真っ最中、予想外の展開ばかりな子どもの反応をおもしろがっています。好奇心は強い方だと思います。

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小林 史(こばやしふみ)
にっこり笑顔でおしゃべりが好きなアイディアマン。切り絵作家とラジオパーソナリティーと3足のわらじで大活躍です。

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村上 紀子(むらかみのりこ)
お花のことをよく知っていて、素敵なアレンジを作ります。お菓子づくりも得意で絵も描けて童話も創る。3人の子育てをしながらパワフルに活動するスーパーウーマン。

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酒井 潤一(さかいじゅんいち)先生

森のおうちを陰で支える館長の夫。地質学者、理学博士、信州大学名誉教授です。1992年~1999年野尻湖発掘調査団団長をされ、信州大学を退職後、野尻湖ナウマンゾウ博物館館長も務めていました。
森の中で伺う潤一先生のお話はとても楽しいです。
先生のお話は、このnoteの中で「安曇野から発信する潤一博士の目」としてアップしていきます。お楽しみに!

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それぞれ、企画コーディネーター、ウエディング担当、学芸員など肩書きはありますが、少人数のスタッフの小さな美術館ですので、みんな肩書きを超えて何でもやっています。
どうぞ、よろしくお願い致します。

この記事が参加している募集

最後までお読みいただきありがとうございます。 当館“絵本美術館 森のおうち”は、「児童文化の世界を通じて多くの人々と心豊かに集いあい、交流しあい、未来に私たちの夢をつないでゆきたい」という願いで開館をしております。 これからも、どうぞよろしくおねがいいたします。