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潰瘍性大腸炎~変化の記録~②診断まで

「潰瘍性大腸炎」と診断されたのは2021年2月24日でした。


前年〜診断前の激痛まで

診断される1年ほど前から症状は出ていたように思います。

最初→眠れない日が続く、左下腹が硬い
次第に→真っ赤な下血、お腹から変な音、ガスが溜まる、粘血便が出る、ふわふわした粘液がでる、トイレの回数が増える、下痢する、トイレの切迫感が増す、お腹が痛い

ただずっと症状が続いていたわけではなく、快便になる時もあったので大したことには思えませんでした。数年前に受けた大腸内視鏡検査で「腸はとてもきれい」「潜血は痔かな」と言われていたので、気にはなりつつも自力で治せると思っていて、整腸剤飲んだり、断食したり、体操したりしていました。

突然の激痛

最近調子かいいなと思っていた時に、猛烈な痛みが始まりました。痛みの感じは陣痛にそっくりで、1時間くらいの周期で10分ほどの激痛がくる感じです。それが1日中続き、日を追うごとに痛みはどんどん強くなりました。痛みに加えて夜眠れないことも重なり、しんどくてたまりませんでした。

当時、子ども2人が国家試験と大学受験直前でした。コロナ禍で単身赴任中の夫には頼れず、自分のためにも家族のためにもとにかく痛みをどうにかしたい状況でした。

腹痛が始まって数日後、近所のかかりつけ医に診てもらうと「熱もないし、感染性の胃腸炎ではなさそう。整腸剤で様子見ましょう」と言われました。

けれども一向に良くなる気配はなく、むしろどんどん悪くなっていました。
ひどい病気なのかもしれない…
痛みはじめから1週間、ようやく専門医に診てもらわなくちゃいけないと気づきました。

専門病院受診

あまりの痛みにワラにもすがる気持ちで胃腸専門病院を受診しました。経過を聞いた先生はその場で触診、あっという間に内視鏡検査に回されました。

検査の結果、大腸が真っ赤にただれ、ぱんぱんに腫れていて、潰瘍性大腸炎の可能性が高いと言うことでした。そして入院した方がいい状態とも言われました。
そんなに悪くなってたんだ…でもガンじゃなくてよかった…とその時は思いました。次の日が受験日だったので入院はせずに、通院で対処してもらうことになりました。

ようやく原因が分かりかけたことに加え、点滴を受けてぐっすり眠れたこと、処方された薬が劇的に効き腹痛が治まっていたことで、ものすごく安心しました。その病気のことはほとんど知りませんでした。その時に処方されたのは1日にペンタサ顆粒94%2000mg×2回、ビオスリー配合OD錠×3錠です。

数週間後、検便と血液検査の結果を受けて「潰瘍性大腸炎」が確定しました。炎症の範囲が広かったので「全腸型」かなとも言われました。今後悪化したら助成申請も考えようとのアドバイスを受けました。
治らない指定難病で、薬は一生必要…だんだんと現状が分かってきて、気持ちはどんどん沈んでいきました。

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