鍼灸の治療って実は現代的?!
みなさん、こんにちは。
梅雨時期ですがいかがお過ごしでしょうか。
体の不調がありましたらぜひ、お気軽にお声がけくださいね。
さて、嬉しいもので
森のサロンはオープンして3年目を迎えております。
ありがたいことに沢山の方々に愛され、成長しております。
そんな中でご新規の患者様が初めてお会いしたときによく仰ることがあります。
「こんな若い先生がやってるの?」
「女の人がやってるなんて珍しい」
「おじいちゃん先生がやってるイメージしかなかった」
などなど。率直な感想をいただくことが多いです。笑
きっとみなさん「古い医学」ってイメージがあるのではないでしょうか?
確かに始まりはかなり昔からある医療です。
ですが東洋医学の考え方は現代人が抱える「ストレス」とすごくマッチングする医療だってご存知でしたか?
東洋医学の基礎になっている考えは
「七情内傷(感情の乱れによって引き起こされる身体の不具合)」です。
古来の人々も「ストレス」は身体を病気にするってわかってたんですね!
ストレス社会の日本に、なんだかぴったりだと思いませんか?
それに、最近はEBM(エビデンス)を中心とした治療だけでは患者さんが救われないことも現代医学は明らかにしています。
そのためNBM(患者さんが感じたり考えたりした事柄に基づく医療)を重視する風潮もありますね。
つまり、こっちが判断して処方する、というより
患者様自体がどう感じているのか?を重視する考え方です。
代表的なのが「薬に頼らない」といったナチュラルな考え方に代表されるものもあるのかもしれません。
成長発展のために反省検証を怠らない西洋医学の素晴らしいところだと感じています。
実際、イギリスでは精神病患者の40%が鍼灸を受診しているという統計もでていますし、アメリカでも多量の鎮痛剤接種による副反応に苦しむ方々の薬からの離脱に鍼灸をつかっていく、なんてことも実際あるようです。
患者という漢字に代表されるように
「身体を串刺し」されたような「心」を持つ方々に
寄り添う医療で有りたい、そう想うものです。
森のサロン、大畑でした。