プロジェクティングのノウハウ④⑤
ノウハウ④ プロジェクトメンバーはプロジェクトに専任させない。
プロジェクトは必ず兼任で行わせてください。
プロジェクトは閉じた世界になりがちです。それを避ける意味でも兼任が望ましいです。
リーダーが二重化するという問題はありますが、そこで起きる軋轢も含めてプロジェクト外の意見がきちんと取り込まれる意義は高く、専任化させないこともプロジェクト成功の鍵をにぎります。
さてここまででプロジェクトのキックオフの準備が終了しました。
次に行うことはプロジェクト会議日の設定です。
ノウハウ⑤ プロジェクト会議は月に1回3時間以上で定例化する。
少なくとも月に1回、プロジェクト会議を開催し定例化してください。
また、1回の会議時間は少なくとも3時間から4時間以上で設定してください。
実行型組織では会議は無駄なものと認識されてきました。会議の日までに自分の意見をまとめて、資料を作り臨むものだと教えられてきました。しかしプロジェクト会議は異なります。
プロジェクト会議はその中でプロジェクトメンバーと議論をして戦略を練り上げることこそが目的です。
実行型組織には効率よく会議を進めなくてはならないという考え方が染みついています。しかし、プロジェクトではこの考えを停止していただく必要があります。
必要なことは意見と意見、情報と情報、使命と使命を何度も何度もぶつけ合うことです。
そして真実(ファクト)をチームで発見することこそが重要なのです。