食育心理カウンセラーになった理由③
こちらの続きです
大学在学中に摂食障害を発症した私ですが母親への葛藤も沸々と抱えつつ卒業を迎えます
周りの同級生は留学したり、演奏活動に力を入れたりしていて音楽ありきの人生を選んでいました
でも元々ピアノがそんなに好きではなかった私は早々に結婚をします
夫となる彼が15才年上だった、というだけでなく、何より家を出たかったのが大きな理由です
とにかく母親から離れたかった
10年後、彼とは離婚をすることになるのですが、その間に長男と長女を授かりました
元夫とは何度もギスギスし、その度に離婚がよぎります
でも不思議なもので、ギスギスすると必ず子供が体調を崩したり入院をしたりするんです
そうなると「子供のため」と関係を修復する
本当に子供のお陰で10年持ったようなものでした
その中でも一番大きな出来事は、娘が生後4か月で脳炎になり重度障害児になったことです
その時もやはり夫婦仲は良くなく
私は?というと当然、摂食障害を抱えたままでした
結局、子供の病気で修復を繰り返しても根本解決はされていないんです
だからもう「いい加減気づけよ」と言われているかのような事が起こります
父の突然死という強制終了の形で元夫とは離れることになります
私の父が12月末に急死し、子供を連れて実家に戻ることで、やっとけりをつけることができたんです
その時にどうやら「暴力を振るわれている」と言ったようで(その頃の記憶があいまいで、どうやら…というレベル)
母親と弟のおかげで、父の死をきっかけに別れることができました
あんなに何年もズルズルして別れられなかったのに、びっくりするぐらいあっという間でした
子供達は当時、長男は小3で長女が小1でした
離婚後は実家に住むことが出来たのですが、そこはシングルマザーの私が重度障害児の娘を抱えて生きていくには非常に厳しい環境でした
なので数年後には都内に引越すことを目標に、毎日 必死に働きました
同時に1円単位で節約をし、ひたすら貯金の日々
そのおかげで無事に数年後、都内に引っ越すことができますが、今度は娘の預け先がなく働くことができない
ということで今度は生活保護を受けることになります
働けないことに不安を感じた私でしたが、この制度のおかげで初めて子供達とゆっくり過ごす時間が生まれます
子供達が生まれてからずーーーーーっと忙しかったので本当に初めてゆっくり過ごした日々でした
そのおかげで私自身に余裕が生まれたのか「過食嘔吐を克服したい」と本気で思えるようになりました
でもやっぱり出てくるのが母親への恨みや太ることへの恐怖
・自分の人生に起こったことへの怒り
・なんで私ばっかりという強い他責
・どうせ私なんかという自己否定の気持ち
ずっとお腹の奥底で抱えたままにしていた気持ちは蓋をして見ないようにしても消えることはないんです
そんな気持ちを過食嘔吐をすることで誤魔化しバランスを取っていたという事に、ようやく気づいたんです
つまり、ご飯を食べられるように頑張っても自分のマインドが整わなければ克服は無理なんです
そのことに気づいた私は、食事とマインド、それぞれの分野において調べ始めます
そしてまず食事方法でたどり着いたのは「お米を食べるダイエット」でした
これは食べながら痩せるという、とても魅力的な内容だったことだけでなく、便秘が改善されるらしいというのも選んだ理由としてありました
排便のリズムがおかしくなっていた私にはうってつけだと思い、この食事法を選択することにしたんです
次にマインドです
これはもう、自分に向き合うしかないと思いましたが病院に行くのは絶対に嫌でした
というのも息子が不登校になった時にメンタルクリニックに通ったのですが、その時に私自身の過食嘔吐についても相談をしたことがあるんです
細かいことは割愛しますが…向き合うどころの話ではなく…ここでは絶対に治らないと痛感しました
もちろん、素晴らしい病院やクリニックはたくさんあると思いますが、そのメンタルクリニックは私には合わなかったんです
そんな八方塞がりの中でたどり着いたのが、ノートを書くことでした
今もノートは書いていますが、当時は今の倍以上ひたすら書いていました
最初はなかなか書けないのですが、続けていると超絶ブラックなこともスラスラ出てくるようになります
出てきたことを丁寧に丁寧に見ていき…食事法と並行して行うことで、30年にわたる摂食障害を1カ月もかからず克服することができたんです
食事だけでもノートだけでも克服することはできませんでした
両方、絶対に必要だったんです
だから私は食事だけでもなく、心理だけでもない「食育心理カウンセラー」という仕事を選びました
摂食障害に悩む人が私のように遠回りしないで済むように
今、もがいている人には最短ルートで克服してもらいたいから
そして克服するだけでなく、今まで頑張ってきた分、もっともっと幸せになってほしいと本気で思っています
その為の活動が、食育心理カウンセラーだったんです
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