美しいもの
美しい。という言葉が好きだ。祖父は関西の人で、綺麗ではなく「美しい」という言葉を口にしていた。
個人的に、綺麗、というよりも「美しい」のほうが気に入っている。なんとなく形容詞の温かみと上品さが両立されているような気がするからだ。
どうせ同じことをするのなら、美しいほうがよい。大学で学んでいる時もの教授が「色と形が造形要素だ」と言っていた。今でも、何か決めるときは、自分がより「美しい」と思ったものや事柄を選ぶようにしている。
小さな観葉植物や、棚に至っても、ここがすきだな、美しいなというポイントを見ることで、何度も愛でることができる。
一見同じように見えるものも、自分の中の基準で、こっちのほうがより美しい、と考える。その思考回路をもつだけで、生活が豊かになるのではないかと思う。
こだわりは持ちすぎると窮屈だが、持たなすぎると張り合いがない。おわり。
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