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「 屋久島で画家になる 」という自分の声を叶えるために屋久島行きの航空券を買った。

こんにちは。
札幌でコーヒー牛乳を飲みながら書いてます。

最近、いろいろな暗証番号を忘れてしまう毎日です。人間的な私生活に沢山の支障が出てきましたね。

そんな物忘れの日々ですが、とても嫌な想いの中に爆発的に心地がいい感覚も存在しているのです。

僕は、違和感まるだしキレーゴト病、病的な神頼み、ポジティブに取り憑かれた奴隷状態、威圧的ルール(ほぼ法律化しているルール)、止まらなきゃという脅迫された静止状態、まとめなければと自分に脅されながら筋道を立てて会話をする事、綺麗なモノ、予測可能なモノが心の底から嫌いなのです。

しかし、嫌い嫌いと言っても実は好きな場合もあります。なんか面倒くさい感じがしてきた。話を変えよう。

「開いた!」

と僕自身も思う時はありますが、ただ固まったセメントが剥がれ落ちただけで、特に大騒ぎする必要もありません。大騒ぎをすると自分自身がビックリして酔いしれてしまい、満足しちゃうんですね。

「お前の感じた開くというのはこの程度のものなのか退屈だな…でもこんな事で飛びあがっちゃうなんて人間らしくて可愛いじゃん」

とクールに喜んであげるぐらいでいいんじゃないかと。

みんなとワイワイしてるのは楽しいけれど、自分自身の独り言が殺されていくわけで、独り言を取り戻すために3月〜6月までは埼玉で独りになってみました。

それから、独り言に近い事をただただやってみるという事で、

「 僕は画家になるから屋久島に行く 」

と言い出したもんだから、叶えてやろうと屋久島行きの準備をしました。

幸運にも作品を制作する場を提供してくださる方がいました。とてもありがたい事です。

とにかく自分自身の喉の奥に引っかかってる独り言を吐き出さなきゃいけない。1ヶ月はそんな日々の屋久島生活でした。


  1. 【 粘土アクリル画作品 〜ヨロコビの死〜 】

    アナタのウタがとけてきて
    クビスジあたりにナガレ
    サカナがソラからオチテきて
    ヨダレをタラシてボクをミタ
    アナタのウタがとけてきて
    シカクイアナにナガレ
    カンカクのハネにフレタトキ
    ソレをヨロコビとヨボオ




2.【 アクリル画作品 〜あの子〜 】

あの子がいなくなった日。探した。夜まで探した。どこにもいない。木の上から僕を見て笑っているのか。それとも屋根の上からここだよと話しかけているのか。朝になった。また探した。神社の入り口にタイヤで潰されたあの子のを見つけた。絶望の目眩で半分世界が曲がった。飛ばされた血液や肉や腸は孤独できれいだった。僕の中の矢印は逆方向を向いてまじりあった。魂もなければ生まれ変わりになんてものにも参加せず。あの子は人間の言葉で括られた世界の外にいる。世界の外に。消えたら外に。外に出る。外に。



3.【 アクリル画作品 〜 台風200号 〜 】


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