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旅をやめること。
「 たった今 そこに 生まれ落ちたかのように 」
不安で苦しく青々とした冒険に出るあなたにこの言葉を送りたい。
旅の達人たちがいろいろな事を言ってくるだろう。
「 あっちのほうが近い 」とか「 君はまだ若いから行かない方がいい 」とか。
そういう達人たちの声を聞いてみたら、自分自身にもう一度だけ訊いてみるといい。ゆっくり自分の声を聞いてみるといい。そして最後まで迷ったなら、恐ろしく不安でドキッとするほうを選ぶといい。それが冒険だ。
安心な方を選ぶのはただの旅だ。
人間というものほど不完全であてにならない生き物はない。
少し相手より物事を知っていると思えば、自分を大きく見せたがり、先輩風をふかせ、筋の薄い助言をしてくるものだ。
同じことで言うならば、自分自身の「 勘 」というものや「 流れ 」なんてものも、不安定で退屈な人間社会の中から構築してきたものだ。それは殆どの場合が過信と自惚からくる心地よさに過ぎない。正々堂々平気で無視してやるといいだろう。
「 いま 生まれたかのように 外の世界を見るために 」
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