蒸留記録 No.0 蒸留器紹介

皆さんこんにちは
もりもりもりもりです。

今回は今後メインでやっていくであろう森の木々や植物の蒸留をする上でめちゃ大事な蒸留器の紹介をしようと思います。

現在自分は黄河の「ピュアスティーラー 25L」を使用しているのですが、ここに至るまでに紆余曲折がありました。

失敗1 自作を試みる

「精油 蒸留器」と調べてみるとわかるのですが、蒸留器は安いものは数万円から、高いものだと数十万円します。できるだけ安く済ませたい私は、YouTubeで自作の蒸留器を作っている動画をみつけ、これだ!と考えました。

蒸留器の仕組みは、
①加熱
水を加熱して水蒸気にし、植物などに含まれている成分を水蒸気に溶かします
②冷却
水蒸気を冷却して再び液体に戻します
③分離
液体に戻ったら、精油と蒸留水に分離します

という3つのプロセスで成り立っています。
つまり最低限それぞれの機能を満たせばよいため、

・知人からもらった寸胴鍋(60Lほど)
・銅管を曲げて作った冷却管
・リカロマのオイルセパレーター

を入手して自作に臨みました。
そして案の定失敗しました。
失敗したところはたくさんあり、


寸胴鍋+でかボウルで作成したもの。ホース細すぎィ!

・寸胴鍋がでかい、かつ蓋がなかったためでかいボウルをかぶせて代用しようと試みましたが、うまく密閉されなかった
・寸胴鍋がIH非対応だった
・冷却管へのホースが細くて長く、冷却管に行く前に液体に戻ってしまった

など惨憺たる結果でした。
ミニマムでやってみればよかったものを、でかい寸胴鍋に合わせて諸々用意した結果、粗大ごみを複数生み出す結果になってしまいました。。。。
いざ振り返ってみると、何となくできるだろうが全然できなかったので、予測が甘すぎました。

失敗2 Amazonで格安の蒸留器を買う

蒸留器の自作を断念した私が次に試みたのは、できるだけ安く蒸留器を購入しようというものでした。
ネットで調べてみて、安いが使い物になりそうな蒸留器を探したところ。アマゾンで売っている中華の蒸留器が、そこそこのサイズで値段も高くなく、冷却管が蛇腹ではないなど悪くないものと思われたので購入しました。

こちらは自作のものほど大失敗ではなく、実際蒸留もいくつか成功しました。時期が冬の終わりで柑橘系の精油の採りやすいものをいくつか試すことができ、いくばくかの蒸留が行えました。


中華の安物(高い)銅管が悪さをしたのだろう。

しかし結局中華の安物。
・ポンプが力不足で冷却が全く追い付かず、定期的なケアが必要
・銅製の冷却管内部を清掃する手段がなく、オイルに溶けだしたであろう銅が精油の中に不純物として大量に沈殿した
など、値段に見合った最低限の結果となりました。
こちらは最低限ができた分、例えば柑橘の皮はそのままよりもミキサーにかけて細かくしたほうが圧倒的に採油率が上がる、実を混ぜても精油はほぼ取れない、柑橘と比べて植物の葉は圧倒的に採油できる量が少ないなど勉強も多くありました。

この2つの失敗をにより、私は20万円を出費し、ちゃんとした蒸留器を購入することを決意しました。

失敗1の出費 1万円弱
失敗2の出費 2万円くらい

となり、結果3万円を費やして役にほとんど立たないものを購入した私ですが、この2つでうまくいっていれば万々歳だったことを考えると、少し高めの勉強代だったなという感じです。


そして大きな20万円の買い物をするための貯金生活が幕を開けたのであった、、、、、、


教訓

なんとなくの「とりあえずやってみる」は、懐に悪い(ことが多い)

続く、、、、


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