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左顔面麻痺になっても美容師 小説2ー(3)出会い

学校で・・・

私「本気で美容師になりたいと思っています・・・。」

私「OOサロンに行ったのですが、

あなたの年齢では遅いと断られ、

どうしたものかと悩んでいたのですが

美容師は国家資格という事を聴き

まず免許を取れば

一歩でも進めるんじゃないかと考え、

今に至ります。」

私「人よりも遅い、スタートになる事は重々承知の上で動いています。

何とかなりませんでしょうか?」


教頭先生「そうですね、今の時代は、難しいかもしれません。

ですが、理容師から始めるのはどうでしょう?」

「理容師からなら欲しいと感じていらっしゃる

オーナー様もおられるのではないでしょうか?

心当たりがありますので一度きいてみましょうか?」

私「ぜひ、お願い致します。」

「所で、理容師とは美容師とどう違うのでしょうか?」


教頭先生「単純には美容師と比べて、

男性のお客様がほとんどで、

シェービング技術があること、

そしてその技術は理容師にしか使えないと

法律で決まっているんだよ。

刃物を持つ事は、

外科医と理容師しか許されていないんだ。

床屋さんに行たたことがありますか?

くるくる回ってるのを見たことがありますか?

あれはサインポールといって、

赤色、青色、白色の柄が回っているんです。

なぜだと思う?」

私「全然わかりません。」

教頭先生「白色は包帯、青色は動脈、赤色は静脈を


指しているんだ。」

私「へええ。びっくりしました」

教頭先生「実は、理容師はもともと外科医だったんです」

教頭先生「だから、唯一、刃物を人に触れさせることができる仕事なんだよ。」

私は、心の奥底から何かが湧き出るのを感じた。


教頭先生「よし、何かわかったら、後日また連絡させていただきますね。」

私「宜しく御願いします。ではまた・・・ありがとうございました。」


そしてその場を後にした



その日が私にとって大きな一歩となった日で

人生の進む道が開けた恩師との出会いとなる。

2019年現在 38歳 美容師人生14年目 某サロンで店長職をしスタッフ教育をしながら売り上げ200万を達成して300万を目指している最中 突如、左顔面麻痺になったが今も美容師 接客業・美容師を目指してる人や、悩んでいる人の力になりたい気持ちで立ち上げました 宜しくお願い致します