ミャンマービザ延長の手続き方法
こんにちは。
今日は、ミャンマー滞在者向けにはなりますが、ビザの更新・延長方法についてです。
どこにも明記されておらず、国としても明確なルールがあるのか、ないのかさっぱり不明ですが、コロナで国外取得できない外国人向けのガイドラインは一応できているようです。
そして、一部オンライン化もされていました。(びっくり!!!)
今まで、ほとんどの場合は、日本やタイに行って、ミャンマーの商用ビザを取得する人がほとんどだったと思います。
私もその一人。ビザを言い訳に、日本に帰国する口実にも。。
ただ、この長引くコロナの状況によって、国外に行けず、国内更新する外国人も多いはず。
私もその一人で、あちこち色々な人に聞きながら、リサーチしながら、ロックダウンを経て無事に更新できました。
ビザ延長・国内更新の全体像
ここから解説するのは、私のような、企業からビザを出してもらう、もしくは自分の会社でビザを出す「商用ビザ」の場合の更新方法です。
(NGO、NPO、国際機関、公務員、の方々には当てはまらない可能性もあるのでご了承ください)
ビザ更新には、イミグレーションだけではなく、会社登録などを行なっているDICAと、イミグレーション(入国管理局)両方に行く必要があります。
まず、DICAで企業情報など、会社として「ビザを発行したい」という許可をDICAからもらいます。
そして、DICAから許可が下りた後、
イミグレーション(ヤンゴンの場合はパンソーダン通り)に行き、申請をします。
イミグレーションで必要な書類を提出し、翌日午後以降に、新しいビザが貼られたパスポートを返却してもらいます。
以上が大体の流れです。
時間的にいうと、
・DICA申請・・・申請後3〜4営業日くらい
・イミグレーションでの申請・・・翌営業日に返却
なのでうまく行けば1週間ほどでビザを取得できることになります。
ただ、DICAからイミグレーションまで、情報が伝達するのに時間がかかるらしい(1~2日くらい)ので、
DICAから許可が下りて、即日行ってもイミグレでは対応してもらえない可能性があるという情報もあるので、要注意。
ビザを取得できるまでには、最短で約1~2週間くらいは申請に時間がかかる可能性があります。
私の場合は、途中ロックダウンを挟み、外出禁止でイミグレーションに行くことができず、約1ヶ月ほどかかりました。
ビザ申請云々よりも、ミャンマーの急なStayHome措置などがあるので、ビザ期限の1ヶ月前には申請しておくと安心だと思います。
ここから申請の手順を解説します。
DICAの許可を得る
ビザを更新する場合、まずはDICAのビザ更新の申請フォームから申請する必要があります。
8月からビザはオンラインで申請できるようになりました。
しれっとここで公表されてます。
https://www.dica.gov.mm/en/news/announcement-visa-extension-recommendation
超わかりにくい導線設計のように感じますが・・・
オンラインの申請フォームはここからアクセスできます。
会社の登記NO等々を用意して、ログインできる状態にします。
こちらのアカウントは、個人で用意するのではなく「会社」として用意する必要があります。
会社で複数人ビザ申請する必要があれば、会社としてアカウントを作成します。
ログインをすると、
Visa Application Form | Application for Recommendation for Visa Extension
があります。
上から順番に記載をしていきます。
2020年11月1日段階の質問項目としては
会社概要について
・会社名
・会社登記ナンバー
・会社ビジネス内容
・従業員数(外国人・ローカル)
・会社名義の名前、性別、役職、住所、電話番号、メールアドレス
・会社の登記簿などの書類
License/Permit/Evidence from Government Agency, Business Contract with Other Related Organization
いずれかの書類をアップロード
申請者について
・名前
・写真
・国籍、パスポート、ビザ番号
・現在のビザステイタス(有効期限、延長期間、種類、ビザ延長の回数)
・提出書類:パスポートの最初のページ、最新のページ、ビザスタンプのページ
・雇用契約書
・納税証明書(個人で収めている場合は個人、法人の場合は法人)
・資格:最終学歴、その職業に就くための資格の証明書など
これらを申請します。
申請をすると、「History」のカテゴリの中に、
ステイタスが更新されるようになります。
「Approve」「Reject」「Processed 」など、その時のステイタスが表示されます。
書類不備等で、「Reject」される場合もあります。
私は、資格証明書不備(というより持っていないため)で、3度Rejectされました。
問い合わせてみると、大学の最終学歴書を提出すれば問題ありませんでした。(今の専門業務と、大学の学歴が異なっていても問題ありません。大卒であれば良いとのこと・・・)
ちなみに問い合わせは、電話はほとんど応答してくれません。無視され続けるか、受話器が上がった状態。あとたらい回しになんどもされ、結局DICAに直接行きました。
(オンライン化の意味・・・・笑)
電話番号はいずれかにかけてください。
01-658105,
01-657891,
01-657714,
01-658103,
01-658104,
01-658105
大抵外国人と話すのは嫌がられる&たらい回しされるので、電話を切らせず、繋がった方に担当まで取り次いでもらうことをお勧めします。
私の場合は、幸いDICAも近かったので、直接行きました。
受付?入り口の繋いでくれた女の子に内線してもらうのが手っ取り早いです。
が、私が行った時は、内線も切られている状態だったので、
結局Viberで繋いでもらいました。笑
無事に申請ができると、ご自身のアカウントでステイタスが「Processed」に変わります。
もしくは、DICAのfacebookで申請許可が公開されます。
(facebookの使い方は多分間違ってますが。)
facebookはこちらです。
https://www.facebook.com/coco.rere.14
日々、許可が下りた会社名が公開されます。
自分の会社を確認し、許可が下りていたら、イミグレーションに行きましょう。
イミグレーションへ
DICAでの許可が下りた後、イミグレーションでビザを交付してもらいます。
約2日かかります。
イミグレーションは、全くオンライン化の気配はありません。
ちなみにヤンゴンで更新する場合のイミグレーションはここです。
3つの窓口をそれぞれ並び、申請をしていきます。
まずは、ビザ申請のための書類をもらい、記入して提出します。
提出書類
・イミグレーション指定のフォーム(イミグレでもらいます)
・パスポートコピー
・ビザコピー
・DICA登記簿
・FRC・・・これ初耳!
私は、前回更新した時に、FRCを交付してもらいましたが、これまで国外で更新していた場合、FRCを取得していない人がほとんどだと思います。
よく見たら、私のパスポートには、FRCナンバーが記載されいます。
FRCとは
Foreigner Registration Certificate ( 外国人登録証明書)
です。
入国後に住んでいるタウンシップの行政局から発行してもらう「Form-C」とは別物で、
入国管理局から発行してもらいます。
生活する上では(おそらく)Form-Cがあれば、
FRCは持っていなくても問題はなかったはず。ですが、ビザ申請には必要書類の1つとなりますので、取得しておくのが良いです。
パンソーダンのイミグレーションの2階で取得できます。
(確か9ドルくらい)
全ての書類を整えて、イミグレーションで申請をします。
自分の会社名を伝えて、イミグレの担当者1に、膨大な紙の書類から自分の会社の書類を見つけ出してもらいます。
そして、次の担当者2に書類が周り、別の窓口に並びます。
(窓口はミャンマー語しかないので、言われるがままに案内してもらいます)
担当者2では、提出した書類と、質問などを受けたり等々します。
そして、支払いやビザ取得日などが伝えられます。
次に担当者3の窓口に回され、代金の支払いをします。
私の場合は、半年間のシングルビザで、160ドルの代金を払います。
(ピン札でないと受け付けてくれないので要注意)
この時に、オーバーステイの場合は、1日3ドル分を加算して支払います。
その後支払いの証明書を、担当者2の列に並び、提出します。
これでイミグレーション1日目の流れは終わりです。
通常だと、翌日15時以降にビザの受け取りが可能、になるので受け取りに行きます。
私の場合は、準備が間に合わなかったと言われ、追い返されました。。。
なので、2日後の朝に受け取りに行き、ビザ申請・取得完了!!
イミグレーションオフィスは、パソコンも人数分なく、書類は手書き。
コピーされた書類の山で、盗難大丈夫??と心配にもなるくらい、オンライン化は程遠い場所です。。
DICAは、ほぼオンライン化してとても便利&スムーズです。
(不備等なければ)
ただ、やはりイミグレはオンライン化していないので・・・
ビザのオンライン一貫化への道のりは遠そうです。
注意事項
4月の更新よりも、イミグレーションもDICAも制度が整ってきた感覚があります。
前よりも、更新する人も少ないはず!早くなっているはず!と思ってました。ただ、外国人も減っていますが、コロナによって公務員も半数の出勤になっています。泣
なので、多分時間がかかることには変わりがなさそうです。
それでも、以前よりもルール化・DICAのオンライン化!が進んでいるのは感謝感謝!!
次回も同じやり方で更新ができることを祈りつつ、
日本で更新できるようになってたらなあ・・・・・と期待はしています。
日本・タイの更新は、2日くらいで完了します。しかも書類も煩雑ではない。
FRC、Form-C、ビザ、色々不思議な法律もいっぱいありますが、
一連のビザ更新で、ちょっとだけミャンマーの法律・ルールに賢くなれると思います。
ビザ更新が控えている方、参考になれば幸いです。
あくまで私の体験録なので、参考になる方ならない方、時期によっては方法が変わっている・・・もあるかもしれませんが、
その際は教えてください。勉強します。
このnote見てくださった方のビザ更新がスムーズにいきますように。
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