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日常が戻ってきたときの観察日記

同僚がいま、この時期ならではの記事を書いていた。

「当たり前が当たり前になるのはほんの一瞬」

の言葉にドキッとして、あわててこの記事を書きはじめている。


以前、『20歳の自分に受けさせたい文章講義』のトークイベントで大尊敬している編集者・柿内さんが「日常のすべてを初稿」と語っていた。初めて目の当たりにしたときの感覚をとにかく大事にしている姿勢に感動して、ずっと印象に残っている。

※当日のレポートを見つけた。ありがたい。興味あるかたは、ぜひ。


わたしが久しぶりに電車へ乗ったのは、6月10日。2月ごろに買ったワンピースを着た。このままだと着る機会がないのではないかと思ったからだ。

すごく晴れた日で「シャバにでた!」と妙な開放感がある。わたしはこれから電車に乗っちゃうんですよ、電車に!というテンションで商店街を歩いた。

電車は思ったよりも人が多い。みんないつからこっちの日常に戻ってきたんだろう。わたしみたいにソワソワしている人はいるのかな。なんとなく周りの様子が気になってキョロキョロしてしまう。

上のツイートでも書いたけど、アベノマスクを付けているひとがほとんどいない。私だけなんじゃないかってくらい、いない。

みんな、あのマスクどこにやったの?保育園の送り迎えのときだけ外に出る〜みたいなときは、すごく便利でわたしは毎日使っていたよ。

家族としか交流しないと、自分と社会のギャップに気づく機会がないな。と少数民族が形成する独特な文化に思いをはせる。

さて。

在宅勤務のランチは半分テイクアウト、半分自炊をしていた。職場であるnoteのオフィスは外苑前だから、オシャレなテイクアウトをしたいな〜〜と思ったけど、調べる時間もなさすぎておにぎりを買った。こんなもんだ。

あと、外出するときに何を持っていけばよいのかわからなくて、携帯を忘れたり、会社のセキュリティカードを忘れたり、イヤホンを忘れたり(これは前は必要なかったけど、オンライン会議がベースだから忘れると死活問題)、財布を忘れたり‥‥あれがない、これがない、と何度も行ったり来たりを繰り返した。結局、いろいろ忘れたまま出社。

出社するだけで、疲労感がすさまじい。在宅勤務だと意識して散歩しても5,000歩くらいしかいかないのに、この日は8,000歩を余裕で超えた。

6月から小2娘の学童は始まって、毎日お弁当を作っていた(夫が)。娘も詰めるのが上手になったので、翌日も出社したときは私のぶんもおかずを詰めてもらった。家族みんなの成長を感じる。

久しぶり(and転園したばかり)の保育園で、初日は号泣していた1歳息子も、いまやバイバイすらしてくれないくらい保育園をエンジョイしている。


すごく話がそれてしまった。出社して戸惑ったこと、第1位は「オンライン会議」のやり方。他にも出社していた同僚がいたので、一緒に打ち合わせにでようとしたらハウリングしまくったので、あわてて散り散りになった。

せっかく出会えたのに、ちょっと寂しかった。全員が別々の場所 or 全員が同じ場所、で参加するほうがやりやすいんだなと実感。

※その後、出社組が複数名いるときは1つのPCにマイクを付けることで解決した。

出社してよかったこと、第1位は「ちょっとした相談ができる」。オンラインでつなぐほどじゃないけど、気になっていたこと、さくっと聞きたいことがすぐ解決できる。この良さをオンラインでどうやったら実現できるのか?

note社では常時接続できる雑談用のZoomやDiscordが用意されているけど、みんなが使いこなせているわけではない。まだまだカイゼンできそうだ。

オンラインで打ち合わせするときに、出社組がオフィスツアーをすると一気に盛り上がるのもたのしい。HRの北上さんも定期的に新人向けオンラインオフィスツアーをやっていて、えらいなぁと思っている。


「初稿を大事に」と思っていたのに 、残しているメモが少ない。あの新鮮な感覚が失われている‥‥もったいないことをした。もっと意識して書き留めておこう。

でも、ツイートしておくと、その時のツイートを埋め込むだけで記事ができるから楽ちんだ。おすすめ。


追伸:note社は「フレキシブル出社制度(在宅でも出社しても良いよ)」になったので、このときの願いも叶うようだ。

この数ヶ月は毎日家族で夕飯を食べていたのに、出社すると「せっかくだから」と帰りが遅くなってしまうことが何度かあった。娘から「なんで帰ってこないの?」と電話がかかってきて、申しわけない気持ちになる。

家族との時間を守ることは、かなり意識しないとむずかしい。がんばるぞ。

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