関係代名詞は代名詞だ!ー英文を返り読みしない方法
2つの単文を繋げる関係代名詞や関係副詞を代名詞、副詞として訳せば、帰り読みする事無く訳せ、意味内容も分かりやすくなります。
関係代名詞は先行詞の代名詞ですので、先行詞の名詞の代名詞で訳します。そして、制限用法の関係代名詞を非制限用法で訳せば帰り読みしないで済みます。
主格の関係代名詞は、「それは(彼は、彼女は)」、目的格の関係代名詞は「それを(彼を、彼女を)」、所有格の関係代名詞は「その(彼の、彼女の)」と訳します。先行詞が複数の場合は複数の代名詞を使います。
例えば、
I know a boy who can play the flute well.
という文は、学校では、
「私はフルートを上手に吹ける少年を知っています。」と
訳すように言われます、読む時にこの様に返り読みしてしまうと、文章を最後まで一旦読んでから日本語にするので時間が掛かってしまいます。
だから読むだけならば、返り読みしないで、語順の通りに読んで行く読み下しをお勧めします。
この文は、関係代名詞whoの後にすぐに助動詞が来ているので、この関係代名詞は主格であり、a boy を指していることがわかります。なので、この関係代名詞は「彼は」と訳せます。
主格の関係代名詞の前にスラッシュを入れ、非制限用法にして、
I know a boy /who can play the flute well.
「私は一人の少年を知っている、彼はフルートを上手に吹けます。」と関係代名詞を代名詞として読みます。
He has a lot of friends whom he can trust.
という文は、目的格の関係代名詞の前にカンマを入れ、非制限用法にします。
He has a lot of friends/ whom he can trust.
whomは目的格でfriendsを指しているので、「彼らを」と訳せます。
「彼には沢山の友達がいる、彼らを彼は信頼する事ができる。」と読みます。
This is a pen whose color I like very much.
という文は、所有格の関係代名詞の前にスラッシュを入れて非制限用法にします。
This is a pen /whose color I like very much.
「これはペンです、その色を私はとても気に入ってます。」と読みます。
このうように、関係代名詞があっても、代名詞として訳せば、返り読みしないで読み下すことが出来るので、速く読む事ができます。
英文を速読する時、返り読みは絶対に避けなければなりません。