マガジンのカバー画像

読書記録

93
今まで読んだ本、おすすめしたい本の記録です
運営しているクリエイター

#小説

読書記録78 2024年4月の本まとめ

一昨日、不忍ブックストリートの一箱古本市に行ってきました。だるまもいつか出店してみたい。 1.『いちばんすきな花シナリオブック完全版<下>』(2023)生方美久 一気に5話分読んでしまった。脚本を読むとドラマの映像がよみがえる。 2.『小さいノート活用術』(2020)髙橋拓也 再読。読んで忘れていたフォーマット(逆算タスク)で研究発表までの計画を立てることができた。計画を立てなかったらずるずると何もやらずに時間だけが過ぎていくので危なかった。一回目に読んだ時に小さいノ

読書記録71 10月の本まとめ

だいぶ秋だなと思ったら、もう11月でびっくりしています。夏、長すぎでは? 読書の秋ということで、たくさん読めたかというとそうでもないですが、「忙しい」と「ムダな時間」について色々考えました。 1. 『声が通らない!』(2020)新保信長 居酒屋で最近大きな声を出せるようになったものの、ずっと店員さんに気づいてもらえなくてドキドキしていた。同じく声が通らないお悩みを抱える新保さんが、声に関するHOWTO本やボイトレ、いい声の人へのインタビューをしてまとめた本。声を通るよう

読書記録70 9月の本まとめ

9月は色々あって振り返りが間に合っていない。インターンに行ったり休んだり旅行に行ったり夏休みを楽しみました。 1. 『東大教授が教える知的に考える練習』(2018)柳川範之 インターンに参加して「自分の頭で考える」ことをいかに今まで怠ってきたかを実感したので。本に頼っているあたりで、「自分の頭で考えて」ない矛盾に陥っている気がするが、ひとまずの足がかりとして。日常生活の中で、問題意識のとげとげを持ちながら、そのフィルターに情報を垂れ流しにしておくことが必要だということだそ

読書記録68 2023年8月の本まとめ

8月は流行病に今さらながらに感染し、インターンに参加し、激動の1ヶ月でした。 先月の最後に「8月はインターンがちょびちょびあるだけだから、思いっきり本を読むぞ!!!」と意気込んだものの、今月もあまり本が読めなかったです。夏休みのんびりとはいかず、ありがたく忙しくさせてもらってます。 1. 『東京あたふた族』(2022)益田ミリ 表題作の「東京あたふた族」が面白かった。落ち着いている大人=人の話を最後まで聞ける人。あたふた族=相手が話終わらないうちから話し始めてしまう人。

読書記録63 2023年5月の本まとめ

就活も研究も全部イヤイヤ期に入っています。 人生楽しみながら生きるって難しすぎないか。 1.『ある男』(2018)平野啓一郎 日本アカデミー賞そうなめで、母も面白かったと言っていたので気になって読んだ。 読み始めたら止まらず、夜中まで一気読み。社会問題を色々組み合わせ、それを物語に昇華させる技術がうまいと思った。(何を偉そうに) 2.『考える教室』(2019)若松英輔 titleでのイベントを書籍化したらしく、またもや好き同士が繋がる。ソクラテス(プラトン)、デカルト

読書記録62 2023年4月の本まとめ

新学期、新しい環境、当たり前のように混乱を極めています。 でもちょっぴり楽しいから良いとします。 読んだ本1.『不屈に生きるための名作文学講義』(2016)大岡玲 本から、著者の内面を見たり、同時代の他の作品との関連を述べたり、とにかく芋づる式の究極系。説明が分かりやすくて、本をただ読むだけで終わらないのがすごいと思った。 2.『三月の5日間』(2017)岡田利規 演劇の台本&説明の本。耳で聞くとそうでもない話し言葉が、セリフとして文字で書かれていると非常に内容理解が

読書記録61 2023年3月の本まとめ

大学生という身分が終わりました。卒業しました。 大学院生もなんとかやっていくためには、本が必要。 1.『グレゴワールと老書店主』(2021)マルク・ロジェ 藤田真利子訳。 翻訳文学特有のリズムで、読み終えるのに時間がかかった。 本の朗読あるいは音読をほとんどしないが、この本の影響で音読してみたら難しい内容も理解できた。目で読むのとは違う認知をしているのだろう。 2.『宙ごはん』(2022)町田そのこ 本屋大賞候補作③ 3年連続で選ばれていて、いずれも家族の話。登場人

読書記録60 2023年2月の本まとめ

2月はのんびり!と思っていたけれど、卒論発表やサークルの引退で大忙しでした。 図書館で借りる本を吟味できたのは良かったです。 読んだ本1.『きっとあの人は眠っているんだよ』(2017)穂村弘 穂村弘の読書日記。読みたくなった本がさまざま。 2.『ボーイミーツガールの極端なもの』(2015)山崎ナオコーラ 本を紹介する本で気になっていた本。 色んな恋愛な形があっていいよなと安心した。 サボテンの写真と説明が半透明の紙で挟まっている装丁が素敵。名久井直子さんってよくお見か

読書記録59 2023年1月の本まとめ

2023年も本に出逢います。 卒論の1ヶ月でした。提出できました。疲れました。大変疲れました。 あとは発表だけ。 1.『現実入門』(2009)穂村弘 今年一発目の本は、再読本。 仕掛けが分かってから読むと、ふむふむにやにや。 2.『短歌ください 明日でイエスは2010才篇』(2020)穂村弘 またもやほむほむ。古文の短歌は難しかったけれど、近代短歌面白いな。はっとする歌がぽつぽつ。 3.『はじめて考えるときのように』(2004)野矢茂樹 4.『N/A』(2022

2022年の本を振り返る元旦🌄

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 ほそぼそとnoteを続けていきたいと思っています。 昨年の本を振り返ります2022年もたくさんの本に出会いました。昨年は、再読した本が多かった気がします。 再読した本 17.『恋文の技術』(2011)森見登美彦 49.『四畳半神話大系』(2008)森見登美彦 50.『森見登美彦の京都ぐるぐる案内』(2014)森見登美彦 68.『有頂天家族』(2010)森見登美彦 70.『水都 東京』(2020)陣内

読書記録55 9月の本まとめ

時間があっても、本が読めるわけではない。旅行先でゆったり本を読めるほどまだ悟ってはいない。 読んだ本1.『国境のない生き方』(2015)ヤマザキマリ さとり世代、はダメなんだろうか。 2.『痕跡本の世界』(2015)古沢和宏 3.『吾輩は猫である 上』(1995)夏目漱石 1905年発表 夏目漱石の面白さにどっぷりと浸かれる、つまり冗長な文章に巻かれる。 4.『思わず考えちゃう』(2019)ヨシタケシンスケ 日常ふと描いたイラストに基づいて、ちょっとした小噺を講

読書記録53 8月の本まとめ

受験生ぶりに一日中勉強を一か月間した。自由に本が読める、楽器が弾けるってなんて幸せなんだ。頑張ったぞー。 読んだ本1.『爆弾』(2022)呉勝浩 直木賞候補作② 試し読みで続きが気になったので。 正義を揺さぶられますわね。 2.『発注いただきました!』(2022)朝井リョウ ゆるゆるで、疲れた頭にちょうど良い。 オードリーのANNに出た回を聴いたからか、なんとなく親近感。 3.『草枕』(1950)夏目漱石 1906年発表 俳句や漢文の教養がなくかなり目が滑った。

読書記録52 7月の本まとめ

感想を書く余裕がないので、取り急ぎ。 勉強頑張ろうの7月でした。 読んだ本1.『お金のむこうに人がいる』(2021)田内学 2.『なんらかの事情』(2016)岸本佐知子 3.『星間商事株式会社社史編纂室』(2014)三浦しをん 4.『佐久間宣行のずるい仕事術』(2022)佐久間宣行 あちこちオードリー、ANN0でお馴染みの佐久間さん。表紙に顔がどーんと載っていて面白い。若林も佐久間さんのことすごいと言っていたし、この本の中でも放送作家のオークラさんや、おぎやはぎがコ

読書記録51 6月の本まとめ

都市関係の本はさらっと触れたものが膨大になるので、今月からは趣味で読んだ本を紹介します。 1.『死ぬまでに行きたい海』(2020)岸本佐知子 『BIBLIO PHILIC』で2人からおすすめされていた本。『ねにもつタイプ』が好きで、この本も好きで、岸本さんの文章が好きなんだと思う。YRP野比を取り上げている時点で勝ち。 2.『結婚の奴』(2019)能町みね子 『BIBLIO PHILIC』で、おすすめの3冊が三浦しをんと若林正恭とこの本だった方がいて、波長が合いそうと