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アーグラ タージマハルのある町

90 .マターブ・バーグ

 トヨタ車は16:00すぎにアーグラに到着した。タージマハル観光は、明日の朝を予定している。今日はヤムナー川をはさんだ対岸のマターブ・バーグ庭園からタージマハルを見る。インドの観光施設の入場料は、インド人と外国人とで料金が10倍以上違う。この庭園もインド人は25ルピー(40円)外国人は300ルピー(480円)だった。

二人分のチケットを買うラマナンドさん 

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 マターブ・バーグの広大な敷地には、ムガール帝国第五代皇帝シャー・ジャハンが自分のために黒い大理石の墓を建てる計画を立てていた。

 シャー・ジャハンの妻ムムターズ・マハルは、子供を10人以上産んだが1631年若くして亡くなってしまった。白い大理石で建設されたタージマハルは彼女の墓なのだ。愛妻家シャー・ジャハンは、対岸に黒い大理石で同じデザインの自分の墓を作り、両者を橋で結ぶつもりだったらしいが、息子に反対され権力の座を追われアーグラ城に幽閉されてしまった。

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 本当は川を挟んだこの場所に、黒い大理石を使ったまったく同じデザインのタージマハルⅡを建造するはずだった。

若いお母さん。子沢山。

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91 .アーグラホテルラマダ

 5つ星ホテルに来ちゃった。天蓋つきベッド、広いリビングルーム、大きなバスタブとシャワールーム、屋上のプール、ウォシュレットつきトイレは2つもある。これ日本のパレスホテルで宿泊したら1泊50万円ぐらいじゃないかな。ちょっと独りでは勿体ないなあ。洗濯をしてリビングいっぱいに干した。

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97.アゴラ 天蓋つきベッド

97.アゴラホテル


 ラマナンドさんは奥さんと2歳のお嬢さんと3人家族、シンさんも家族がデリー近郊にいる。今夜は2人とも家族と離れてアーグラのどこか安宿に泊まっている。ちょっと申し訳ないみたい。

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ホテルの窓から見た景色。インド北部の田園地帯。


 悲しいことにクッションが臭いのである。世界中あちこちのホテルで経験したことだけれど、4つ星5つ星で、ガラスも曇りなく磨かれ髪の毛1本落ちていない豪華ホテルでも、クッションがいきなり臭いことがある。ベッドに2つ4つ置かれた白い枕のことではなく、飾りで置かれた金色やオレンジ色のクッションだ。

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 40歳以上のヘビースモーカー男性が、背中・後頭部から発するニオイが染み付いているのである。おそらく、部屋掃除係のマニュアル項目からこの洗浄交換が外されているのだろう。うっかりクッションに頭をつけると、悪臭が自分の髪や衣服に移ってしまうことがあり、要注意だ。


 屋上プールで遊ぶ家族。誰ひとり泳ぎを習ったことがない様子で、全員が溺れているように見えて最初びっくりした。そういえばオリンピックの水泳選手でインド人て聞いたことないかも。 

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 大きなホテルなので宿泊者も大勢いる。夜、ロビーでインド伝統のあやつり人形劇ショーが開かれていた。

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