デジタルな私が出会った「森の人」
こんにちは。ヤマダマナブです。広島でWEBの仕事をしています。コロナパンデミックが起こった昨年3月に結婚し、夫婦二人で生活をしています。
妻とコロナと新生活。
新しい生活様式と同時にスタートした我が家の新婚生活。本来ならば人生で一番の「密なひと時」を楽しみたい時に人に会えない自粛期間。未知のウイルスは私たちから新婚旅行や結婚式はもちろん、親戚や友達との貴重な時間を奪ってしまいました。
一方で、夫婦ふたりの時間はこれでもかというほど密になりました。一般的に言われる「新婚生活スタート時にお互いを知る期間」は、外部との接触を遮断されたコロナ禍において、最高に幸せな二人だけの時間を過ごせたかもしれません。
コロナ禍での新婚生活
制限される生活は奪われるばかりでなく、新たな楽しみも与えてくれました。ガーデニングを始めたり、家で出来る楽しみを見つけたり。緊急事態宣でキャンセルされた連休の旅行の時間は、たっぷりある時間を使ってイスや机、棚をDIYで作ったりもしました。
木を切って物を作ったり育てた植物を収穫する喜びは、初心者の私たちでも十分に楽しむことが出来ました。一方で、自然の尊さや自然豊かな環境に身を置くことが人を癒すことを実感しました。
デジタルな私が出会った「森の人」
そんな私は自然とはほぼ無縁なWEB関連の仕事をしています。毎日触れるのは温かみのある木や草ではなくマウスにキーボード。どこまでも広がる山々と木々の緑ではなく、3台のモニターに2台のスマホ、クラウドサービスで大量の情報を扱いながら、日々デジタルコンテンツを作っています。
そんなある日、森の中で開催されるマルシェに夫婦で遊びに行きました。寒空の下、薄着で元気に駆け回る子供たち。体に優しい食材で作られた食品や衣服などが集まるそのイベントは、自然と調和した生活の豊かさに気づき始めた私達にとって、とても心地の良い空間でした。
沢山の笑顔と活気あふれるイベントでりんさんと出会いました。がっしりとした体格に口ひげ。会場が森の中だったということもあり、「森で暮らす人が、お祭りのために久しぶりに山を下りてきた感」満載の風貌。話してみると一見イカつそうな見た目とは裏腹にとてもフレンドリー。
自給自足の生活をするりんさん。
柳樂倫さんは、山奥に家族4人(奥さんのあんちゃん、小学生のいっちゃんと妹のあるちゃん)&動物たちと一緒に暮らしています。2014年に広島を襲った土砂災害をきっかけに山での生活を始めたそうです。少林寺拳法の達人であり整体師でもあるりんさんは自然のことや体のことにも詳しく、一方でサンダルでフルマラソンを完走したり、廃材で家具を作ったりと結構なんでもしちゃう人。
森の中で暮らすりんさんファミリーと、コロナを機に自然の暮らしの魅力に気付き始めた私達夫婦。
森の中で出会う美しい木々に野生動物、大きな焚火の上で夜空に輝く満天の星空。地上ではなかなか体験することができない贅沢な自然遊び。
「この感動を誰かに伝えたい!」
そう感じた私は、ここでの体験を動画にすることにしました。
私のようなあなたに伝えたい。
デジタルに囲まれ、便利で不自由のない生活が出来る現代。コロナで不自由な生活を強いられる中で、「本当の豊かさとは何か?」に気が付き始めたような気がします。
大量に購入し大量に消費することは、ムダであり無意味なのでは?豊かな自然の中で大切な人と大切な時間を過ごすことが最も価値のあることなのかも?
そんな気持ちでyoutubeチャンネル「森-Log」をスタートしました。
便利で豊かで、不自由とは無縁な生活をおくる「私」のような「あなた」に伝わりますように。
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