「タバコが嫌い」の領域に入ることができた

タバコやめた人って、とたんにタバコを「嫌い」になるよね。

僕はそれが不思議でならなかった。

吸わなくてよくはなったけど、吸いたくならないの？

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僕は20歳からタバコを吸い始めたので、タバコ歴としては8年。

んで去年(2020年)11月くらいから、タバコを「買うの」をやめた。

理由はニートになったから。

収入ないから少しでも節約しよう、と。

禁煙中は何度も吸いたくなったけど、ニートなのでストレスが少なく、意外とすんなり「吸わなくても大丈夫な状態」になった。

でも、「嫌い」にはなれなかった。

友人や知り合いと会うたび、タバコの誘惑は魅力的だった。

コンビニの外でタバコを吸ってる知らないおじさんをうらやましいと思った。

友人と遊ぶ時限定で「これも付き合いだ」とかいって買ったりもした。

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2021年の夏くらいから、ニートというよりはちゃんと「フリーランス」として仕事ができるようになった。

なんせ一人で回しているので忙しく、友人と遊ぶよりも「仕事に時間を割きたい」と思うようになった。

つまり、僕の周りから「タバコ」が消えたのだ(別に友人をタバコに見立てているつもりはない)。

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そんなこんなで、昨夜。

いつも遊ぶ友人とは別の友人に、車の関係の用事で僕の自宅に来てもらった。

その友人もタバコを吸う。

4～5ヶ月ぶりに僕の前にタバコが現れたのだ。

久々にいろいろお互いの話をペチャクチャ話している流れで、付き合いでタバコを一本もらった。

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この場だから言うが、まずかった。

1本吸えなかった。4～5パフが限界だった。

友人とサヨナラして自分の部屋に戻るなり、気持ちわるくて吐き気が止まらなかった。

もう横になるしかなかった。

「あー、もう二度と吸わなくていいな」って心から思った。

「タバコをやめた人がタバコを嫌いになるって、こういうことなんだな」と身を持って実感した。

(せっかくもらったのに、見てたらごめんね)

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タバコを「買わなく」なったけど、タバコを「嫌い」には中々なれなかった僕。

ニートになってタバコを買わなくなってちょうど1年たった今、ようやく「非喫煙者」の仲間入りができた。

とはいえ自分が吸わなくなったからといって、喫煙者をディスるようなことはしたくない。

タバコは嫌いになったけど、「若かりし頃の思い出の中で、いつも隣にあった嗜好品」だったことは、この先もずっと変わらない。