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もっと早く出会いたかった1冊

「なんか勉強しないとなぁー。」
「なんか勉強してなんかスキル付けて、転職したいなぁー。」

現在会社員として働いてて、漠然とそう思っている方はいないだろうか。

先日、”知の整理術”なる本を読んだのだが、上記のような方々にこそ、ドンピシャでおすすめしたい。

そう思って記事を書いた。


何か勉強を始めたい方にはうってつけ

「学校を卒業してから気付けば10年で、もう勉強のやり方とか、忘れちゃった。」

そんな方こそ、まず最初に読むべき一冊だ。

この本は、勉強のやり方を具体的に書いているのではなく、”いかに勉強を趣味化するか、習慣化するか”という所にフォーカスを当てている。

習慣となれば、苦痛を感じることなく、当たり前のように出来るから。

勉強もそうだが、最初は苦痛で、楽しいと気付くまでに時間がかかるものほど、奥が深くて面白い、とのこと。


読みやすさ

著者の”pha”さんの文体が、個人的にとても好きだ。

基本は”である調”だが、言葉遣いに着目すると、”読みやすさ”にかなりの拘りを感じる。

更に時々「〇〇だと思う。〇〇だけど。」みたいに、話し口調も取り入れている。

小難しい言葉や言い回しはほぼなく、それどころか漢字が連続したタイミングでひらがな表記を使っている部分すらある。

読む速度に比例して、スムーズに頭に情報が入ってくる。そんな文章力にも是非、着目してほしい。


特に響いた教訓

ここであまり内容を紹介しても良くないので、本書で説明されている中でも特に心に響いたものを厳選し、少し言葉を変えて紹介しようと思う。

余裕を持つには、自分を”宇宙人”とか”未来人”だと思いこむ。本当は未来の人なんだけど、暇つぶしに21世紀に仮想体験ゲームをしに来ている、と思い込む。
限られたリソースの中で何とかやりくりしようとする時に、創造力は発揮される。手持ちの武器で戦うことを楽しもう。

また言語化することが大事とか、時間の制限は力を生むとか、自分がこれまで様々な本とか動画で学んだ”重要なこと”がぎっしりと綴ってある。

もっと早く読めばよかったと、心から思った。


おすすめのマンガも

本書の末尾には、”教養が身につくマンガ”が16冊、紹介されている。

確かに文字だけの本を一語一句全て読むのは、読書好きでもそれなりの精神力が必要だ。特に海外著者の小難しめの本であれば、なおさらだ。

天才、または後天的に頭が良くなった類の方々は頭も冴えることから、そういった難しい本を勧めたりする。

そんな中、本書の著者は”手軽に楽しみながら知識も増やせる”マンガでの勉強も勧めている。

「マンガでいいじゃん」という姿勢、庶民的でラフな視点で、庶民に寄り添う。そんな著者のキャラにも好感が持てる。


そろそろ本気出したいあなたへ

この一冊を読めば、勉強する際に大切な考え方やマインド、効率的なインプット、アウトプットの方法、モチベーションの保ち方、などが一通り身につく。

下記は本書のカバーの袖に書いてある言葉。

”そろそろ本気出したいあなたへ”

まさしく、上記のような方にはまず最初に手にとって読んでみてほしい一冊だ。

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