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オジサンたちのオアシス、にあった本当のオアシス【天然温泉 平和島編】

大井町競馬場から平和島の競艇場、蒲田駅前らへんの京急沿線エリアは、都内きってのオジンエリアとして私は勝手に認定しており、近寄るだけで女子力を下げる逆パワースポットとしてこれまでは敬遠してきた。ただ、普段用事がないこのエリアにやってくる理由が何年か一度ある。それは、免許更新だの鮫洲でしかできない交通関係の手続き。みんなが忌み嫌う面倒なプロセスを何故こんな僻地にわざわざ集結させているのか、東京都というのは相変わらず理解に苦しむ…。

この日も、愛車マリウス号の名義変更のため、鮫洲の品川陸運局まで出向いた。書類不備で何度も通った挙句、ようやく発行されたナンバーはなんと『7708』
人気ナンバーというのはみんなお金を払って抽選で予約するのだが、無料のランダム発行でこんな良い番号を頂いてしまい、何回も通った苦行も報われるし、宝くじでも当たったような嬉しさがある。
なんだか今日は良いことありそうだから帰るのは勿体ない…と鼻歌まじりに第一京浜を南下し、たどり着いたは平和島。

平和島といえば、ボードレースで有名な、ギャンブル好きオジサン達の聖地!
ここに、実は天然温泉が沸いていることをみなさんご存知だろうか。

ビッグファン平和島という巨大なエンターテイメント施設(といってもドンキとパチンコとゲーセン)の中にある、その名も【天然温泉 平和島】
わりと新しく、2020に併せて羽田空港利用客増加を見込んで大規模なリニューアルしたらしい。スーツケース持ち込み可で、本来ならローコストの海外旅行者がホテル代わりに宿泊もできる施設としてリノベしたものの、あいにくのコロナ禍で人は少なめ。。

競艇好きオジサンたちが、レース後お湯に浸かりに来たりするとは思えない、モダンなスパ施設で、設備の良さでいうとラクーア並みである。
岩盤浴やスパ、休憩ラウンジも充実していて、ホテルのように泊まることができるのも魅力。
(しかしコロナにより現在は22時までの営業)
わたしは、2000円のゆったりコースで、とりあえずどこまでゆったりできるのかトライ。

まず、圧巻なのはお風呂の広さ。
露天はないが、ラクーアよりも広大なスペースに天然温泉や炭酸泉、マイクロバブルのお風呂などなど風呂だけでかなり充実。
さらには、ビューイングスパと呼ばれるコロセウム的な劇場風呂があり、大画面でテレビを楽しみながら入浴することができる。これは、都内きってではなかろうか。
また、リニューアルしたばかりだし、スタッフの方がほぼ常時浴場にいて、掃除や消毒をしているので、清潔感も都内ナンバー1といえる。
平和島という場所柄、女性客の方が少ないからか、とにかく広大な女子風呂にいたお客さんは5名程度で、贅沢にもほぼ貸し切り状態となる。
サウナは二種類で、高温サウナとストーンスパがある。ストーンスパは低温でスチームするタイプだが、色んなパワーを発している石の椅子に腰掛けることで、何か身体に良いことがあるらしい。高温サウナにはテレビがついていて、ここも貸切状態で楽しめる。
また、特筆すべきは高温サウナの前に、クールダウンルームという涼み専用の部屋まで付いている点。フロガーだけでなくサウナーにとっても、このスパ施設はかなりおすすめだ。

あとは、アメニティも充実しているので、手ぶらでこれるのもありがたい。シャンプーコンディショナーだけでなく、メイク落としやピーリングなどもある。風呂上がりのかかとクリームも。

たっぷりとお風呂もサウナも楽しんでスッキリしたあとは、誰もいない女性専用ラウンジで漫画を読みながらチル。そして、いつのまにかうたた寝していた。
本当に、今年コロナになってしまったのが勿体ない…快適な施設すぎて、一瞬自分があのオジサンエリアの中心 平和島にいることを忘れてしまう。
ナンバープレートの幸先の良さは、ここに帰結したのか。。

いや、平和島にこんな穴場スポットがあったとは想像してなかった。大きな声では言いたくないけど、東京はラクーアだけじゃないですよ、みなさん。

天然温泉 平和島
〒143-0006 東京都大田区平和島1丁目1−1 ビッグファン平和島2F

https://www.heiwajima-onsen.jp/

入館料 2000円
館内着バスタオル付
温泉 地下2000メートルから掘った天然温泉 
泉質 東京ならではのしょっぱいナトリウム塩化泉
アメニティ 豊富
ドライヤー 豊富
洗い場 豊富
サウナ 二種類 別で岩盤浴コーナーもあり
露天 なし
フロガーポイント 休憩ラウンジも静かで清潔

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