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Product Hunt 注目プロダクトまとめ week8

Intro


こんにちは。かみおもりきです!普段はSaaS企業にてProduct Manager として働いています。PMとして自身の引き出しを増やすべく、Product Huntを利用し、世界最先端プロダクトの調査を行っています。今回は7週目の投稿です!( 今回はプロダクトリサーチ36~プロダクトリサーチ40まで記載します)

初回投稿はこちら!


Product Hunt とは


シリコンバレーで生まれたプロダクト投稿サイトです。毎日数百個のソフトウェアプロダクトが投稿されており、それらのプロダクトに対するユーザーの評価も確認できます。
Product Hunt の詳細はこちらの記事に記載されています!


プロダクトリサーチ36 -Jovian-


初心者向けの機械学習・データサイエンス学習プラットフォーム

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Pros
- 機械学習に関する複数コースを無償で受講できる
- 受講したコースの修了書を貰えるので、履歴書に記載でき、転職活動につなげることができる

Cons
- 競合サービスがひしめく市場であるが故に、ターゲットにJovianを選んでもらうことが難しい(Data Scienceコミュニティの人から圧倒的に好かれるサービスでなければ事業の拡大は難しい)

ideas
- Coursera/Udemy/edXなど、オンライン学習サービスは数多く存在するが、無償で修了書まで取得できるサービスはほぼ存在せず、Jovianの競争優位になり得る。
- Data Science分野は学習需要が非常に多いが、その分野に特化したオンライン学習サービスは少ないので、市場として非常に魅力的

プロダクトリサーチ37 -Sidekick-

Chromium ベースの新ブラウザ
Chromeのようなタブ形式ではなく、アプリ形式でWebサービスを開く仕様

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Pros
- タブを開かずに複数のサービスを同時利用可能
- ホーム画面を自分好みにカスタマイズできるので、日常的に利用するサービスをブラウザTopページに配置することができる
- Chromiumブラウザである為、Chromeプラグインの利用も可能。

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Cons
- ブラウザは毎日の仕事で利用するものであり、使い慣れているものであるが故に、心理・業務フローの観点からの乗り換えコストが非常に高い。(ex. 日本におけるIEの市場シェアは未だに7-8%存在する)
参照: https://webrage.jp/techblog/pc_browser_share/

ideas
- 乗り換えコストはプロダクトの性質によって千差万別かつ、事業者側でコントロールしづらいものなので、既存市場に新規プロダクトを投入する場合は事前に乗り換えコストの大きさを考慮に入れた上での市場展開策を作るべき

プロダクトリサーチ38 -Overlay-


Figma/Sketch のコンポーネントをReact/Vue.js/HTMLコードに変換できるサービス

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Pros
- Figma/Sketchで書いたデザインコンポーネントを自動でコード変換できるので、デザイン〜実装のプロセスが非常にラクになる
- 自動でコード変換するので、チームとして個人に依存しないコードを維持することができる

Cons
- 同様のサービスを展開する競合が多く存在するかつ、Figma/Sketch等のプラットフォーム側でもNative機能がいつ開発されるか分からない状況なので、安定した収益を作りづらい

ideas
- 既存プラットフォームのペインをカバーするアドオン型のプロダクトは初期ターゲットと訴求点が明確で顧客獲得は行いやすいが、プラットフォーム側でNative機能が開発されると一気にチャーンが増えると共に新規顧客獲得の難易度も上がる。リリース初期は便利なアドオンとして販売する形でも、どこかのフェーズで独自の価値を発揮できなければ勝ち残りは難しい

プロダクトリサーチ39 -Spatialchat-


オンラインイベントやリモートでの作業に利用できるワークスペース

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Pros
- ブレイクアウトが容易でそれぞれのルームをすぐに作成できるので、ルーム間の移動がカンタン
- 主催者(Admin)側からすべてのルームへ一括で通知することも可能なので、イベント運営等を実施しやすい

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Cons
- イベント/カクテルパーティ/リモートワーク それぞれの分野に特化したプロダクトが存在する為、それぞれのシーンで存在感を出すのが難しい

ideas
- 非常に広範囲で利用できるプロダクトである為にLPでは複数の利用シーンを想起させていると考えられるが、プロダクトが最も輝く利用シーンを一つ大きめにアピールする方が魅力が伝わりやすいように思える。
Spatialchatの場合だとカクテルパーティー(オンライン飲み)シーンで最も利用されているように思えるので、その利用シーンでどのようなことができるサービスであるかを明示的に把握できるような訴求をLP上で行うのがGoodかと感じた。

プロダクトリサーチ40 -Spline-


3Dの素材が作成できるデザインツール

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Pros
- 低コストかつ簡単に3D素材が作れる
- 作成した3D素材をPreviewでカンタンに確認可能
- 公式Instagramでアウトプット例が沢山出されており参考にしやすい

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ideas
- BtoBサービスであってもデザインに関連するケースにおいてはInstagramの活用は必須である。(自社ツールを使って作れるポートフォリオとして非常に効果的)
- 複雑で作りづらい印象のある3DデザインをFigma風のUIをもつツールで制作できるので、3Dのデザイナーでなくとも3Dデザインを制作できるようになりそう

Outro


8週目もBtoB-SaaS / toCメディア 系のプロダクトをリサーチしてみました!次週からも継続して調査していきたいと思います。皆様からもこういうサービスを調査して欲しい等のご要望がありましたらメッセージください!

平日はラフにTwitterで調査結果をアウトプットしているので、気になった方はフォローお願いします🙏

Product Hunt に関する過去の投稿はこちらのマガジンからご覧ください↓



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