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Stay HomeなのでAmazon Photosにアップしていた過去のRAWデータを再現像した

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外出がままならない昨今だけど、自宅が狭くてできることが限られているので、過去の旅で撮った写真をiPad ProでRAW現像している。
正確に言うと、RAW現像しなおしている。

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鉄道好きのなかにも「時刻表」「線路」「乗り」「切符」「撮り」などの嗜好があるけど、写真の趣味にも「ハード(カメラやレンズ)」「撮影場所を探す&移動(=散歩、旅)」「撮る」「セレクト」「現像」「発表」などのフェーズがあって、どこに熱量を注ぐのかは人それぞれ。

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僕の場合はその中でも「ハード」「移動(旅)」「セレクト」「現像」が好きなんだけど、個人的な感覚だと「セレクト」と「現像」に一番クリエイティブ脳を刺激されると感じている。
てことでコロナな昨今、仕事が減ってるのでハードのことは考えないようにしているし(欲しくなるから)旅にも出られないので、「自宅で過去の写真をセレクトして現像しなおしている」というわけだ。

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「セレクト」と「現像」が面白いのは、自分のクリエイティブのスキルや、写真の好み(大げさに言うと人生観)の変化によって、その結果が大きく変わるところであり、もっとも個性が出せるところだと思っている。
だから1年も経てば、前回とは全く違う写真の仕上がりになってしまう。
そんな風に写真の嗜好が変わってしまうのは、きっと自分の軸がぶれぶれなんだろう。

もちろん「撮る」スキルってのも大切だけど、撮ることは「セレクトのスキル」を上げることで養われる気がする。僕は写真を撮ることは大好きだけど、写真の教則本みたいなものは読んだことがないのでよくわからんけどね。

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この記事に掲載した写真は、2016年に青森県へ旅をした時のもの。
ま、特になんてことのない写真ばかりで恐縮ですが、どの写真がどこの何なのかが気になる方はこちらのブログをお読みください。

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当時のブログに掲載した写真を観ると、「撮り手の意思を介在させたくない」という気持ちしか感じないほどフラットなアングルと現像だな、と思う。実際にそういう意図で現像していたのかもしれない。(覚えていない)

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ところで僕は、家賃というか「居住スペースにコストを掛けたくない」と考え続けて来たので、もう20年近く都心の小さな部屋に住んでいる。そのぶん浮いたお金を旅や経験に投じてきた。

画像7だから、いざ「家にいろ」と言われたら、わりとやることがない。部屋にはできるだけモノを置かない方針で過ごしてきたので、液晶画面を眺めるぐらいしか選択肢がないのだ。

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てことで、カメラ関係の機材も、写真データを格納しているネットワークHDDも、現像ができるPCも事務所に置いてある。急に「そうだ、写真を現像し直そう」と思い立ったところで、そのためにわざわざ事務所まで行くのは億劫だった。

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しかしPrime会員なら無料で使用できるAmazon Photosを利用してから、わざわざ事務所まで行く必要がなくなった。データは雲の上にあるし、iPad ProのAmazon PhotosアプリからRAWデータを本体に取り込んでLightroomアプリで加工できるのだから。

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Amazon Photosが凄いのはRAWデータも含めて非圧縮で、容量無制限でデータを保管しておける、っていうところ。

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いや、凄いですよ。凄すぎ。これ、驚天動地でしょ。
Prime会員の年会費を米国並みに一気に値上げされても、「もうついて行くしかない」って無条件に答えてしまいそうになるほど囲い込まれちゃってるリスクは感じるけど。

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でもせっかくAmazon Photosも利用し始めたんで、早速、過去の旅やら日常で撮影したデータをどーんと1TB以上アップロードした。
そのために事務所の回線を100Mbpsから1Gbpsへと変更したけどね。

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ついでにiPhoneの中の写真も全部アップして、iPhoneから写真データを全部削除した。これで本体のストレージが数十GBは軽くなった。

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写真をアップしてからは「あ〜、いつでもどこでも過去の写真を観られて便利だな」ぐらいにしか考えてなかったんだけど、いつでもどこでもRAWデータをDLしてiPad ProのLightroomで現像できることの便利さ、いや楽しみ方にコロナのせいで気付いたというわけ。
これは最高の暇つぶし、いやクリエイティブ脳の刺激になる。

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僕の場合はもともとAmazonのプライム会員だったし、adobe CCのサブスクリプションにも加入していたので追加費用はゼロでできたんだけど、グラフィック関係の仕事をしている人なら僕と同じ環境の人も多いんじゃないでしょか。

これから街中のカフェや電車の中で、空いた時間を見つけてはちょっと難しい顔をしながら、ササッとRAW現像するのが流行りますよ。
知らんけど。

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そんなわけで、Amazon Photos経由でRAWデータをセレクトしてDLし、現像のやり直しに夢中になっていると、あっという間に数時間が経ってしまった。
そして、現像作業を通して、数年前の自分とは全く異なる写真を仕上げるようになっていることについて、いろいろと考えを巡らせることにもなった。

写真って楽しいよね。
過去の写真を現像するだけでも楽しい。
またそこへと旅した気分にもなれるしね。

でもやっぱ、新しいところに行って、新しい写真を撮りたいです。

コロナよ去れ。
そしてカメラを買って旅に出られるための仕事よ来い。
いや、きてくださいおねがいしますどげざ。

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