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「路地裏ニャン方見聞録リターンズ」#7  「食いだおれメイン1泊3日のネコ撮影の旅」     釜山 韓国編 Part4 完結編

今回で釜山編は最終回を迎えるのだ。前回がちょっと長めになったけれど、今回はネコではなく、旅メインの内容になるので、旅行好きな方は楽しんでいたけるかなあ。基本的にウロウロしてるので、ネコがいたら撮影というのはいつも通り。
さてさて、今回の旅は、福岡からフェリーで釜山へ1泊3日のゴージャスな船旅である。ん? 1泊3日ってどういうこと? そう思われているだろうなあ。ネットを見ていたら、たまたま1泊3日のホテル1泊付きの、船中で1泊のツアーがあって、しかも料金5400円だったので即決してやってきた次第である。

破格の料金だけど、博多港の使用料やら出国税、入国税などで全体で1万円くらい。それでも安いのだ。一番安い価格で福岡ー釜山片道で1500円くらいのがあるけれど、これに諸々加えて、ホテル1泊つけると料金が上回るので、こういう場合にはバラ売りツアーがお得なのだ。

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ここで見覚えのある写真が再登場。博多港を出航してから洋上から見る福岡。もう出国手続きしているので、海外という不思議な感じ。

ツアーがどんな日程か知りたい方がいるかなあと思うので、私が利用したプランをご紹介。
1日目 博多港12時ぐらい(だったかな)に釜山へ向けて出航。 
             船で思い思いの時間を過ごす。往復きちんと自分の寝床はある。
             船にお風呂があるので、海を眺めながらひとっ風呂浴びる。極上。                  18時前に到着予定(6時間の船旅)。
             実際に到着は入国手続き済ませると19時を過ぎていた。船は入港前                 に約1時間、謎の焦らしで待たされた。 
基本的に完全個人旅行になるので、自分でホテルへ。
時間がもったいないので、釜山駅まで歩いて移動。コインロッカーに荷物を入れて、夕食と散策のために街へ繰り出す。

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19時すぎの地下通路。

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実は今回、このカンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け)が食べたくてやってきたという。

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それとこれ。ユッケ。サンナクチ(イイダコの踊り食い)。レバ刺しも食べたかったけれど、満腹で食べきれず。このユッケも、二人前からしかないので、多すぎだった。夢にまで見たユッケだけど、最後の方が多過ぎて気持ち悪くなってしまった。次回はレバ刺しを食べるのだ。

サンナクチ(イイダコの踊り食い)動画。

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夜の露店。食べたいけどお腹いっぱい。

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夜もすでに10時すぎ。市場も閉まって暗くなっている。そんな中を腹ごなしとネコを探してぶらぶら、あてもなく歩き続ける。

ネコがいそうだなあ。以前よりも韓国ではネコの人気が高まってきているし、前回来たときもネコは多くなかったけど、どうだろうなあとキョロキョロして歩くのだ。

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釜山は坂と階段の街。こんな感じで急でとっても長い階段を登るのが近道。
ふと階段を見上げるとネコを発見。今回のカメラはいつもとちがい、サブカメラのキヤノン初のミラーレス一眼のEOS-M(初代)である。
普段からピントが来ないので、夜は余計にピントが合わないのだ。でも雰囲気は伝わってくれているかなあ。

追いかけようと思ったけど、この階段を見上げて絶望を覚えたのだ。このままだと私のお腹の中で戦っている、ワタリガニとユッケとイイダコがウルトラマンの登場シーンのよう口から登場しかねないのだ。

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インスタグラム投稿用に正方形にトリミングした写真。階段の圧縮効果が出ていて面白い。縦位置の写真は階段の長さが強調される。

あきらめて市場方面にぶらぶら歩いていくと、横道の路地裏で人の賑わいが見えたので、なんだろうと覗いてみると、ネコ出現。

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飲み屋さんに一杯お酒でももらいにいくのかな。
追いかけていろいろ撮りたかったけど、カメラの性能が追いつかないので、ここであきらめる。

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ホテル周辺で出会ったネコ。2匹いたけど触れそうで触れなかった。

そして夜の11時半にホテルにチェックイン。

これが1日目の流れ。到着して4時間半くらいの自由時間。まあ夜までずっと出かける人もいるんだろうけど。

釜山食いだおれの旅2日目

翌朝は7時前に起床して、そのままチェックアウト。またまた釜山駅のコインロッカーへ荷物を預ける(ちなみに指紋認証だった)。

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ここに指を入れて指紋を読み込ませる。

そのままチャガルチ市場(海鮮市場)に向かう。前回もネコをこのエリアで探し続けた。今回は朝食にアワビが食べたかったのだ。

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活気あふれる場外市場。

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どう見ても男の子のアレにしか見えない、湯虫(ユムシ)という生き物。捌いて刺身にするとおいしいらしいが、個人的には見た目でダメなのだ。

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チャガルチ市場の中。所狭しと魚屋さんが並んでいる。お目当てのお店があれば、上にある番号を見ながらいくのがいいみたい。当てがない場合には、波長の合うお店の人のところがいいのかなあ。

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こんなに大きなアワビを食べるのははじめて❤️ 2個醤油やお刺身食べるセット入れても1200円くらいだったと思う。

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初めての巨大アワビをおいしくいただいたら、ネコを探しに出発。

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しかしながら、BIFF通りという繁華街を歩いていたら、こんな料理の露店が並んでいたので、物は試しにいただいてみる。チャプチェメインでタクアンとコチュジャン和えかな。美味しかったのだ。50円くらい。

到着してから食べてるだけな感じである。

そんなことはないのだ。ネコの撮影もしているのだ。

よし、食べ物の誘惑から逃れるために、洋服市場へ行くのだ。

いろいろな洋服やバッグなどがある市場を歩きながら、たまに食料品を扱っていたりして、なんだか面白い。いきなり食堂もあったりする。
それでも眼光鋭くネコを探す私の目に、いきなりその光景が飛び込んできたのだ。

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素人なら「なんだ靴が並んでいるだけか」と、見逃してしまいそうなこれ。
なんとサビネコが寝ているではないか。
これぞまさしく看板ネコだ。お客さんを呼ぶこともなく寝ているだけだけど、私は呼び寄せられたのだ。

お店のおばちゃんに、カメラを指差しながら「コヤンニ」と素敵スマイルを投げかけたら、わかってるわよと。そう言わんばかりに頷いてくれたので、戦闘開始である。

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撮影してたら鬱陶しかったのか、猫写真家へのサービスの一環なのか、はたまたおばちゃんから頼まれたのか、私の前に降りてきてポーズをとってくれた。看板ネコに誘われて入ったけど、ここは婦人靴なので私はおばちゃんに「カムサハムニダ」とフレッシュなスマイルを見せてお店を後にしたのだった。

ちなみに、海外では英語メインになるけれど、英語が通じない国に入ると、私は日本語メインで話している。理由は通じないならニュアンスで母国語の方が伝わりやすいかなと思っているから。個人的には結構伝わると思っている。モリケン流の旅の経験というのかな。

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昼には写真だと伝わりづらい、デジグッパという釜山名物の豚骨スープをいただいた。これまたおいしかったなあ。でも、前回来たときにお寺のある街でいただいたデジクッパはもっとおいしかった・・・。

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最近あまり見かけなくなったような気がする、花輪みたいなもの。

で、昼を食べてぶらぶら歩くと、すでに時間は4時近い。

なんと2日目の船に乗る時間が17時なのだ。

急いで釜山駅に戻って、コインロッカーへ。
さすがにもう夕食を街で食べるのもむずかしい。というよりも、食事しかしてないのだ。

もう満腹なのだ。

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なので、船で食べられるようにと、釜山駅にあるビビンバ屋さんでテイクアウト。

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無事に船に乗り込むも、なんと出航時刻は22時。
なんで17時に船に乗り込まないとダメなのよ。

まあだから安いんだろうとあきらめるのだった。

食事を済ませたらあとは夜景を眺め、またまたお風呂へ。

博多港到着は翌朝の7時。なので、自分の寝床がある大部屋へ行って就寝。

自由時間は大体、1日目は19時以降(人によってはホテルにチェックインしてから)になる。で、2日目は17時には船に乗らないといけないので、16時前には出国手続きをするために釜山港へ。

となると、時間的には実質、12〜14時間滞在という感じ。
そうなのだ。もう食事しかしている時間がないのだ。そして、腹ごなしをする時間がないので、食べたくても満腹で食べられないのだ。

翌朝は日の出を撮影するために5時に起床。

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曇りできれいに日の出見れず(志賀島)。

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いやあ、1泊3日ってめちゃめちゃ早かったなあ。

でも今回の旅で、釜山にネコが増えているような印象を受けたので、次回は2泊4日くらいにしてまた船旅で行こうと思うのだ。

釜山 韓国編 完結!


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ブライダルカメラマン&猫写真家のモリケンこと森永健一。 ネコ写真集「あきらめニャければうまくいく」(電波社)より発売中!エキサイトニュース、えんウチ、しらべぇにも取りあげられました。 東京カメラ部写真展4回入選。 ネコフォトエッセイも連載していました。