見出し画像

帰り道での反省会はするな【5月23日standFM文字起こし】

冒頭挨拶

みなさんこんばんは。
ソフトテニスのコーチ、そしてプレーヤーのモリオカです。

5月23日、月曜日がまたやってきまして、今週も始まりました。
夜なので、今週初日が終わりまして、お疲れ様でした。
だいぶ暑くなってきましたので、北の方はちょっと荒れ模様みたいですけれど、もう関東から西は真夏日が続いているということで、熱中症などにお気を付けいただきながら日々過ごしていただきたいですね。
そしてテニスをする際なんかは、より水分補給と体温調節に気をつけて。
きっとまだ体が体温調節に慣れてないので、意外とこのぐらいの時期の熱中症リスクってのは高いはずです。
せっかくの楽しいテニスの時間とか、それに限らず楽しい時間を熱中症でフイにしてしまわないようにお気をつけいただければなと思っております。

前日は大会へ

今日は、昨日に滋賀県の高島市の方で、地元の月例大会という毎月のようにやられている大会があるんですが、そちらの方に行ったときにとある保護者さんとやりとりをさせていただいた内容をご紹介させていただきたいと思います。
タイトルには「帰り道の反省会をするな」と入れさせてもらってるんですけど、帰り道に限らずのお話です。
どういう意図かというのは、これからお話していきたいなと思います。

昨日の月例大会というものは、部門が一般男子からシニア女子と、あと小学生という形でわかれていました。
なぜ高島市の大会に行ったかというと、うちの守山ジュニアの手も男子が一名参加しているので、それを見に行ったのですが、高島市のスポーツ少年団からも、僕が今監督をしている滋賀県の選抜女子チームに入ってくれている選手が出ていたので、その子たちの試合も見ていました。

アドバイスを聞きに来る子どもたち

一日の試合が終わってから、その子たちが僕のところに話聞きにきました。
おそらく、アドバイスもらってこいって言われたんだと思うんですけど、それはいいとして。
一日の内容を見て、実力を知ってるだけに試合の中身はちょっとやれることをやってないというか、らしくないなというところがありました。
そういう日もあるかもしれないけれど、できればそういう日は減らしていこう、やるときはやる、ピシッとシャキッといきましょう、かっこよくやりましょう、そんな風になってほしいなと思い、話をしました。

それを、親御さんが横で聞いていました。
すると、その親御さんが帰り際に「帰ってから反省会をします!」と、言ってきたんですね。
なので僕は「絶対にやめてください」と返しました。
反省会はしなくていいので、また次練習があるからその時にまた切り替えてやったらいいじゃないですか、と。
家に帰ってまで、今日の内容が悪かったとかああだこうだって、そんなのは要りません、やめてくださいとお伝えしました。

振り返りは大切、でも…

もちろん、振り返りをするところまでが大切だというのすごくよくわかります。
ただ、それを大人が、特に親が詰めて、ああだこうだっていうのを言い過ぎると、子どもはどんどん嫌になっていくと思います。
大人からしたら、生活の中にはいろんなことがあるというのは俯瞰して見ることができるとは思うんですが、子どもからしたら生活の中の場面というのは限られているわけで、テニスが全てではないですけど、そればっかりになっちゃうと逃げ場がなくなってしまうと思います。
気持ちの逃げ場というのかな。
緊張感を解ける場面というのがどんどん減っていくと思うんですよね。

本来、家というのは安心する場所だと思うんですけれど、家に帰ったら帰ったでまたいろいろ言われるってなったら家に帰るのも嫌になってくるんじゃないでしょうか。
家でも安心できない、そうなってしまったらもうしんどくなっていく一方だと思うんですよね。
なので、大会の日も勝った負けたはあると思いますし良かった日も悪かった日もあるかもしれないですが、帰り道に車の中で反省会するのはやめてくださいって、大会の終わりに僕は結構言います。
どこまで守ってくれてるかわからないですが、保護者さんにはほぼ必ずそう言ってます。
大会では、優勝する子以外はどこかしらで負けます。
負けた子はそれ自体も苦痛かもしれないのに、さらに帰り道の車まで苦痛だったらもう試合行くの嫌になりますよね。
そういったことが積み重なっていくと、テニスが嫌になっちゃったりすると思うので、そういうことはやめましょうと僕の関わらせてもらってる範囲ではお話しています。

今回例に上げているその子たちも今は小学5年生で、5年生ながら上位に食い込んでいてすごいなと思うんですけど、僕にとってのその子たちのイメージって小学3年生のときのイメージが強烈に残っていて、その頃から活躍してたんですが、県の選手権大会のベスト8掛けで当時5年生だった守山ジュニアの選手と当たったんですね。
で、当時からうちのエースだったそのペアが、ゲームカウント0-2まで追い込まれたんです。
これは3年生にやられてしまうのでは…と思いながらも何とかそこは勝ち切ったんですけど、無邪気に元気よく、何度でもボール拾うし、チャンスがあれば打ってくるし、この怖いもの知らずな感じが逆に怖いなっていう印象が強烈に残っています。
ですが、今の二人を見ていると、やっぱり学年が上がって落ち着きが出てくるのはあると思うんですが、それだけじゃないなとちょっと思っちゃうんですよね。
今、楽しんでいるのかな、というのは正直な感想で、あの頃と同じとまでは言わなくても、そうやって…。

傾聴を心がけよう

なんていうのか、子どもの言葉に耳を傾けないのも違うと思うんでね。
試合を振り返るにしても、やはりまずは聞くことに徹してほしいな、と。
聞いて、「こう思うよ」というのを言ってあげればいいと思いますけど、そこからまたお説教が始まったら結局一緒なので、話しかけたことを後悔すると思いますし、もう二度と話さないかもしれないですね。
やっぱりやめようってなるかもしれないので、そこでやっぱり聞く耳を持つ、子供の言葉を聞くっていうのも非常に大事なんじゃないかなと思っています。

ということで、今日は帰り道の反省会をするなというタイトルで、中身は家でするななんですけれど、そういう話をさせていただきました。
では、今日も1日お疲れ様でした。
また明日に備えてゆっくり休んでください。
ありがとうございました。 

よろしければ、サポートお願いいたします!いただいたサポートは、プレーヤーとしての活動や選手指導の活動に使用させていただきますm(__)m