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言葉を変える、とは【対自分編】

文字や音声の投稿・発信を中心に「言葉を変える」というワードをよく出してきました。そこでふと思ったのが、「言葉を変える」とはどういうことなのか、ということです。それも、僕が思う「言葉を変える」とはどんなものなのか。現時点で、僕が学んできたり実践したりしている「言葉を変える」について、対他人編と対自分編に分けて整理してみたいと思います。今回は対自分編です。

前回の対他人編はこちら。

自己を俯瞰して承認する

対他人と同じく、対自分でも「承認」というのはキーワードです。今の自分を否定せず、あるがままの状態を承認するところがスタートです。自分に対してはどうしても主観的になってしまうので、視点を頭上に上げて俯瞰することが求められます。

客観視と承認であり、肯定ではないというところが大切です。今の自分が良い状態であるか、そうではないのか。良い状態であれば、その自分を肯定して応援しつつ、足元を確認しながら進んでいくように応援します。それに対して良くない状態のとき。そんなときに自分を否定するのではなく、改めて自分はどうなりたいのか、どう在りたいのかを言い聞かせ、そのために何をしたほうが良いのかを考えて言葉にします。ときには、叱咤激励も有効です。たいていは「今すぐ行動する」ということに繋がります。

否定形ではなく動詞・形容詞+現在形

対他人編と同様に、否定形の言葉を使わないようにします。むしろ、対自分だからこそ心の中の言葉は否定形ではなく肯定形や現在形であるように心がけます。

人間の脳は動詞・形容詞+否定形の情報をうまく処理できません。自分で自分にかける言葉はまさに自己暗示なので、否定形にすると自分の中に否定のイメージがどんどん積み上げられていってしまいます。

もう一つ大切なのは、願望のような言葉で表現しないことです。願望が悪いわけではないですが、「こうなれたらいいなぁ」という表現は、それを実現していない自分をいつまでも認めているという一面を持っています。必ず実現する自分を現在形の言葉で表現して、どういう方法でどんなストーリーでそれを実現するのか、そのシナリオを描くことが有効です。紙に書くとなお良し。これは行動を変えてくれます。

過去を肯定する

誰しも後悔しているようなことや失敗があると思います。そんな過去をただ否定するのは、今の自分を否定していることと同じ。自己否定は行動に繋がりません。どんな失敗もつらい経験も、今の自分を作り上げてくれている事実にほかなりません。あのときあんな事があったからこそ、あんな失敗をしたからこそ、今の自分にできることがあるはずです。

失敗は学びです。成功には万人に共通する再現性はありませんが、失敗には再現性があります。過去にこのように行動したから、次は違う方法を取ってみる、ということが必ず学べます。どんなに大きな失敗だと感じていても、その分次に繋がる学びは必ず得ることができます。極論、死ぬこと以外は失敗では在りません。過去から得たものを今の自分が活かすことで、全ては成功に変えることができます。


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