WHO YOU ARE

地元の図書館の新着図書コーナーに、それはありました。中身は知らないけれど、目を引くカバー。「チームをつくる」の一文に強く惹きつけられ、その日に借りてきました。

これは、組織の文化づくりについて4人の先人の事例から大切なことを紐解いていく本です。4人の先人とは

トゥーサン・ルーベルチュール

チンギス・ハン
シャカ・サンゴール

のことを指します。この中で、チンギス・ハンは学校の教科書にも出てくる人なので誰しもが聞いたことある名前だと思いますが、ルーベルチュールとシャカ・サンゴールについては知らない人のほうが多いでしょう。侍に至っては個人名ですらありません。

先人について少し解説

まず侍について。言わずもがな、江戸時代まで現実に存在した日本の侍です。この本の中ではどの侍が、という話ではなく、侍が長きに渡り武士社会を維持できた「武士道」という文化について掘り下げています。

トゥーサン・ルーベルチュールは、ハイチの独立革命を指揮した人物とされています。ナポレオンの時代を生きた人です。

シャカ・サンゴールは、若くしてアメリカの刑務所に入り、その中で囚人たちの組織を率いた人物です。犯罪者であることがベースの組織において、多種多様な人たちをまとめ上げた経験が取り上げられています。

チンギス・ハンはモンゴルからユーラシア大陸を広く支配した「元」の工程として知られていますが、それだけ広い国土を治めるにあたって多様性を受け入れることに長けていたといいます。それを紐解くため、彼の生い立ちについても解説されています。

組織の一部であり、組織を率いるもの

僕は、場合によっては組織の一部の人間であり、また場合によっては組織をまとめていく立場にもなる人間です。そういうことから、組織の文化づくりというテーマは非常に興味深い内容でした。

中田敦彦氏の読書術

先日、Voicyの日本経済新聞のチャンネルで、中田敦彦氏の読書術について紹介されている回がありました。一旦聞き流してしまったので詳細には覚えていなかったのですが、とりあえず最初に目次を読んでそのあと「はじめに」と「おわりに」を読む、というのが記憶に残っていたので、それを実践してみました。

やはり、どのような内容が記されていて、最終的にどういう事がまとめられていて、ということがわかっていると、本の中で出てくるキーワードが目に止まりやすく、印象に残ります。あらかじめロードマップを敷いておくというのは有効な読書術かと思います。

この本を読み終わってからですが、中田敦彦氏の読書術についてnoteをまとめておられる方がおられましたので、その記事のリンクを張って終わりにしたいと思います。


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