準備が余裕を作る
小学校低学年の時の先生は私たちに生きる術を教えてくれました。
「忘れ物がないように、前日のうちに明日の用意をしておきなさい!!」
この教えは金言だなって話です。
準備をすることで未来のイメージができる
準備をしていない時に苦労するのは、
即興での思考や行動が強いられることです。
目の前で予期しないことが連続で発生するため、
事象が発生したタイミングで瞬時に判断をして行動しなければいけません。
それで難を乗り越えたとしてもその先にも未知の問題は隠れていて、
常にその場しのぎの対応になってしまいます。
対して、準備をしている場合は、
未来で起こる可能性があるものを想定して、その対策を打つことができます。
対策の中で自分が未来にすべき行動にかかる労力や時間を想定することができれば、その確保された時間が心にゆとりを持たせてくれるのです。
ゆとりがあれば、さらに目先のことだけでなく未来にまで思考が及んで、
余裕を生み出してくれます。
事前の準備は余裕があるからできるような感覚がありますが、
準備をするから少しずつ余裕を生み出せていくのです。
ニック・フューリーは仕事人
MARVELシリーズの「キャプテン・マーベル」にて、アベンジャーズを招集したニック・フューリーは地球外生命体の脅威を体感します。
この時に、ニックの準備はスタートしており、企画書が作中で描かれていました。
それが1995年らしいです。
そこから2012年が舞台となる「アベンジャーズ」で、
ついにスーパーヒーローたちが集結します。
つまり、フューリーは17年前から準備をしていたことで、
未来の問題を対処していたのです。
おまけに各作品で出てきますが、フューリーは自分の足でヒーローたちに会いに行って直接仲間になるような営業活動を続けていました。
彼のように未来に起こる問題に対して必要だと思った瞬間から準備をすることで、地球滅亡の問題にも対処できるのです。
仕事の前夜にカバンを整理することから
準備に価値があるとわかったからには、始めなければいけません。
まず、イレギュラーな問題を想定するのは難しいです。
なので、レギュラーな業務に対する準備をします。
明日の打ち合わせで必要なもの
とか、
毎週水曜に行っている業務
とか、
事前に想定できるものをスムーズに対処するために準備の時間を使い始めればいいです。
準備が順調に進んでいって、
時間に余裕が生まれたら、未来の行動をイメージしてみて、その行動に派生した「どんな問題が起こりうるか」「その問題が起きたとしたら私はなにをすべきか」
をイメージしてみます。
イメージの中の問題が起きたとしても想定の範囲内としてスムーズに対処ができますし、起きないにしても思考の練習にはなります。
小さい準備から始めていけばいいのです。
とにかく私は、明日持っていく荷物を今日の内に準備してみることから始めようと思います。
それでは、
おまけ
私はゲームが好きだ。
大学の頃は金がなかったから、今どきの高いゲームを買うことができなくて、スマホのゲームをひたすら無課金でプレイして、
大学の友達の家にあるFIFAをしにいってゲーム欲求を満たしていた。
でも社会人になってゲームをする環境を整えられて、
ゲームばかりしている。
ふと、ゲームをなぜここまでしたがるのかが不思議になった。
ゲームを触ったのは3歳くらいの頃だと思う。
親が自分でプラグをテレビに接続してるのを見て、
この子は天才だっ!
って言っているのを聞いた。
そのころから兄ちゃんの持っているゲームを借りてプレイさせてもらっていた。
画面の中に未知の世界が詰まっているのを体験して楽しんでいた。
学生の頃にもゲームをしていた。
時には学校の友達とのコミュニケーションツールとして、
時には現実にはないコミュニティを求めて。
とにかく誰かと繋がっておくためにゲームを手放すことができなかった。
高校から大学はそんなにゲームに固執せずとも生きていけるようになって、
社会人になって、久しぶりに熱中している。
今のゲームをする目的はあまりはっきりしていないが、
なんとなく、自分が理想を実現する気分を味わうためだと思う。
ゲームの中にはそのゲーム特有の目的があって、
その目的のために腕を磨いて考えて強くならないといけない。
強くなる過程を乗り越えて理想を実現する快感を得たいのに、現実でうまくいっていないから仮想現実での達成で喜びを得ている。
それに意味があるのかはわからない。
ただの時間の無駄なのかもしれないし、
ゲームの中で生まれるストーリーが今後の私の人生の糧となるかもしれない。
でも、自分の中で熱中できるものがあるのは良いことだと思っている。
ゲームだけに熱中していても生きていくことは難しいけど、
この熱意と時間が「無駄」にならないようにするには、
自分の中でいかに価値があるものかという意味づけが必要である。
そのためにも思考することをやめてはいけない。
またね。
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